迷惑メール/スパム対策

外国からくる迷惑メールなどを効率よくカットするためにスパムアサシンの「.blockaddr」を編集

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Spam_mailスパムメールは次から次へと送られてくる。効率よくカットしないと業務に支障がでる。メールサーバにさくらインターネットを使っているなら、迷惑メール処理にはSpamAssassin(スパムアサシン)というソフトが使われている。この迷惑メールの受信拒否リストは「.blockaddr」というファイルで設定できるのでこのファイルを直接編集した。今回は前回の過剰判定にてよるエラーが起きないように正規化を意識し設定したところうまく迷惑メールをカットしてくれている。

設定しているFTPとエディタの画面は以下のとおり。
Mail_blockaddr
ここでポイントとなるのが、送信元ドメインの末尾が「.info」「.mobi」「.cn」「.br」などのメールを削除する場合「\.info」「\.mobi」「\.cn」「\.br」などのように「\」を頭につけることだ。この設定で、「***.info」「***.mobi」「***.cn」「***.br」などになっている送信元メールは直接メールサーバのゴミ箱に入るようになった。

前回の設定では「\」をつけなかったため過剰判定となり、末尾以外でも該当文字を含むメールがゴミ箱行きとなってしまった。 ネットなどで改善策の情報を多数いただき、今回の設定に変更した。昨年からこの設定で運営しているが、今のところ大きな問題なく動作している。

設定の課題は「***.info」「***.mobi」「***.cn」「***.br」など末尾の「国別コードトップレベルドメイン名」をどこまで削除設定にするか、である。

外国ドメインをすべてゴミ箱行きにしてしまうのは危険である。とくに、外国の方とのやりとりが発生する方にはおすすめできない。

しかし、遠田は基本的に国内の人からのメールで足りるので、この設定で十分である。今のところ以下の送信元ドメインを直接ゴミ箱行きにしている。

\.info
\.mobi
\.asia
\.cn
\.be
\.bw
\.br
\.cz
\.de
\.dk
\.eu
\.fr
\.hk
\.it
\.kr
\.nl
\.ro
\.ru
\.se
\.uk
\.us

日本で通常よく使われている「.com」や「.jp」は絶対に設定しないように。また「.net」「.org」「.biz」も一斉に削除というわけにはいかないので、この設定には入れないほうがいいだろう。

逆にいうと、上記の一覧に出るような国別コードトップレベルドメイン名はメール送信のアドレスには使わないほうがいいだろう。相手の迷惑メールフィルタで削除されて届かない可能性が高くなるからだ。