駐車場の事前精算で料金を支払ってから車に乗り出口ゲートの前まで来ると、駐車券を入れなくても自動的にゲートが開く。これは車番認識システムで入庫時に車のナンバーが読み取られていて、その車をナンバーで管理しているからだ。出庫するさいに駐車券を入れなくても自動的にゲートが開いたのには驚いた。このようなシステムがあることは知っていたが、実際に利用されている駐車場を利用したのは初めての体験だった。
この駐車場は横浜中華街にある「横浜中華街停車場」で通称が「横浜中華街パーキング」だ。車番認識システムは2002年から導入されているらしい。
車番認識システムは、駐車場の出入口に設置した車番カメラにより、ナンバープレート内のすべての文字・数字を高い精度で読み取り、文字データに置換えて記録している。
そのメリットは以下のとおり。
1.事前精算機と車番認識システムのナンバー自動読み取りにより、精算済み車両かどうかを自動判定。精算済みの場合は出庫ゲートが自動で開くので出口渋滞が緩和される。
2.契約車両・VIP車両などはあらかじめナンバー読み取りシステムに車両ナンバーを登録しておくことで、入出時に自動でゲートを開閉することができる。企業では役員車や社用車、さらに特別に入出庫許可を与えている車を登録すると効率的である。
3.万一、利用者が駐車券を紛失した場合でも車のナンバーさえ覚えていれば処理がスムーズになる。出場時、出口精算機の紛失ボタンを押せば車両ナンバーの自動検索を行い入場記録と照合して駐車料金を表示できるので、駐車券が無くても出庫できる。
4.駐車券の交換や故意による紛失などでも、駐車券と車両ナンバーを照合させることで不正チェックが行え、正確な料金の徴収が可能になる。
5.セキュリティ上のメリットが多い。すべての車の入出庫をナンバーで記録できるため防犯対策が効率的だし、車犯罪の抑止力にもなる。
横浜中華街はゴールデンウイークの中日ということもあり、多数の人でごったがえしていた。駐車場もほぼ満車。車番認識システムによりスムーズな入出庫ができるので、駐車場の混雑緩和にも有効だろう。
また、いい商業地域に空き地があればコインパーキングを設置してもらうとありがたい。最近はコインパーキングの設置もハードルが低いようだ。
さて、横浜中華街で入ったお店はここ。景珍楼という中華屋さん。遠田はベジタリアンなのであまり食べられるメニューはないのだが、家族は大喜び。知人のクチコミでも景珍楼の評価が高かった。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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