能登半島地震発災時にかほく市の我が家の水道管もダメージを受けていたようです。最近、漏水が目立つようになり、設備屋さんに修理を依頼しました。原因は老朽化した水道管が地震の影響で劣化が進み一部で漏水しているということのようです。
しかし、近所の設備屋さんは奥能登の水道設備復旧のために駆り出されているようで、なかなか我が家には来てくれません。そこで、とりあえず応急的に水を使わない時間帯は止水栓で水の流れを止めるようにしています。
止水栓について
止水栓とは
止水栓とは水道管を通る水の流れを止めたり再び流れるようにしたりするためのバルブです。道路から家の敷地に入ってすぐの地中にあります。
止水栓を開けたり閉めたりすることで、上水道の流れを制御できます。
止水栓の操作は
開ける:水を流すためにバルブを反時計回りに回す
閉める:水を止めるためにバルブを時計回りに回す
です。
止水栓を開け閉めには注意が必要です
この止水栓ですが、結構ネジがカタイので回すのに苦労します。古い止水栓や長い間操作していないものは固くなっていることがあり、無理に回すと壊れることがあります。
ということで、止水栓を操作する際には、力の加減や工具の使用に注意が必要です。
止水栓の回し方
家の止水栓もけっこうカタイです。
ちょっとしたコツで止水栓のネジを開けやすくすることができます。
ポイントは、できるだけネジの外側を持って回すことです。
ネジの中心部に近い部分を指でつまんで回そうとすると、多くの力が必要になりますが、ネジの外側を持って回すと、比較的楽に回すことができます。
これはテコの原理によるもので、力点、支点、作用点の関係と同じです。
止水栓の中心部が支点になります。回すときに持つ部分が力点となるため、できるだけ外側を持つことで支点と力点の距離を長くすることができます。力点と支点の距離が長いほど、小さな力で回すことができます。その分、回す距離は増えますが、それよりも少ない力で回せることの方が重要です。
テコの原理
テコの原理は、力点、支点、作用点の3つの点を基にして物体を動かす力学の原理です。この原理を用いることで、小さな力で大きな力を発生させることができます。
- 支点:物体が回転する固定点。
- 力点:力を加える点。
- 作用点:力が働いて物体が動く点。
止水栓のネジを回す場合、次のように説明できます。
- 支点:止水栓の中心部
- 力点:手で持って力を加える部分
- 作用点:ネジが回転する部分
力点と支点の距離が長くなるほど、少ない力で回すことができます。これはトルクの原理に基づいています。
- トルク(回転力) = 力 × 力点から支点までの距離
ネジの外側を持つことで、力点から支点までの距離が長くなります。その結果、必要な力が小さくなり、少ない力でネジを回すことができます。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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