NTTの光回線をネスクの「コラボ光」に変更する手続きは済んでいましたが、その工事と設定を5月30日にしてもらいました。回線が変わるので、NTTの「PR-400KI」というホームゲートウェイという機器の設定を変更する必要があります。その設定はパソコン修理屋東山店の中掘さんが家まで来てくれてしてくれました。接続テストをしたところ、NTTのホームゲートウェイからLANで直結すれば高速でつながっていました。
しかし、Wi-Fiルーターではつながっていなくてインターネット接続がエラーになっていました。NTTのホームゲートウェイでは接続確認ができているのでWi-Fiルーターになにがしかの不具合が起きたようです。
「動的IP」か「V6プラス」か
ネスクの光コラボに変更しました
今回の変更は、NTTの光回線はそのままですが、「光コラボ」というプロバイダと一体化されたサービスに変更したことです。
本日は、NTTのホームゲートウェイの設定を変更してもらいました。
なお、このときまで光通信の速度上限が200Mbpsだったようですが、その5倍の1Gbpsという速度に変更しました。速度向上に期待です。
Wi-Fiルーターの自動判定がうまくいかなかったようです
ホームゲートウェイの設定は無事に完了しました。ホームゲートウェイにLANケーブルでつないだ機器はインターネットが使えます。しかし、ホームゲートウェイの設定を変えただけでは、PCやスマホはこれまでのWi-Fiのままだとうまくつながりませんでした。
問題なのは、Wi-Fiルーターの設定でした。
実際にPCやスマホが接続するのはWi-Fiルーターです。ホームゲートウェイがインターネットにつながっていても、その先のWi-Fiルーターがちゃんと動いてくれないと困ります。
Wi-Fiルーターには、これまで「V6プラス」で接続していたこともあり、その設定が残っていたのかもしれません。
接続判定ページで調べたところ、IPv6での接続はできていましたが、V6プラスはエラーになっていました。
そこで、Wi-Fiルーターに接続し設定を見直しました。
Wi-Fiルーターには自動で入力情報を検知するしくみがありました。あらためて自動判定してみると「V6プラス」という判定でした。
実際にネスクの光コラボでもV6プラスでの接続サービスは提供されています。
しかし、V6プラスは別途に申し込みが必要で、申込みしても1週間ほど時間がかかるようです。
ということで、現在はV6プラスの設定のままではつながらないので、ルーター側の設定を変更する必要があります。
動的IP接続に変更したらつながりました
Wi-Fiルーターの設定を「自動判定」ではなく「動的IP」に変更したら、無事につながりました。
通信速度は良好です。420Mbpsの速度がでたのは通信速度上限を200MBpsから1Gbpsに契約変更したことが効いています。理論上は5倍の速度になるはずですからこれからの通信環境の向上が楽しみです。
ですが、この高速状態は安定しませんでした。
実際に運用しはじめてから定期的に速度テストをしていますが、上下の速度が100Mbpsを超えるのは稀で、だいたい100Mbpsを少し下回る程度のことが多いです。
だいたい上下80Mbpsくらいのことが多いです。
V6プラスで接続していたときは安定して100Mbps~200Mbpsの速度がでていたので、動的IP接続だとあまり通信速度がでないですね。せっかく上限1Gbpsに速度上限を開放したのに残念です。
V6プラスにしたほうが通信速度は向上するはずなので、V6プラスの申請をして認可されたらあらためてWi-Fiルーターの設定を変更するつもりです。
動的IP接続とは
Wi-FiルーターはIPアドレスを管理してPCやスマホにWi-Fi接続しています。IPアドレスの設定方法は、静的IP接続と動的IP接続があります。この主な違いは、IPアドレスの割り当て方法と管理の仕方にあります。
IPアドレス情報は以下のような形式になっています
- IPアドレス(例:192.168.1.100)
- サブネットマスク(例:255.255.255.0)
- デフォルトゲートウェイ(例:192.168.1.1)
- DNSサーバー(例:8.8.8.8、8.8.4.4)
一般的にWi-Fiルーターは管理がラクで自動で処理してくれる動的IP接続になっています。
動的IP接続と静的IP接続の比較表
特徴 | 静的IP接続 | 動的IP接続 |
---|---|---|
割り当て方法 | 手動設定 | 自動設定(DHCP) |
IPアドレスの変更 | なし | あり(定期的に変更される場合がある) |
設定の手間 | 手動で詳細設定が必要 | 自動設定のため手間が少ない |
使用例 | サーバー、ネットワーク機器、リモートアクセスが必要なデバイス | 一般的な家庭用ネットワーク、頻繁に接続・切断されるデバイス |
メリット | 安定した接続、一貫性、管理が容易 | 設定が簡単、IPアドレスの効率的利用 |
デメリット | 手動設定が必要、重複によるネットワーク障害のリスク | IPアドレスの変更による問題、一貫性がない |
このように、静的IP接続と動的IP接続にはそれぞれの特徴と利点・欠点があり、用途や環境に応じて適切な方法を選択することが重要です。
V6プラスとは
v6プラス(IPv6 + IPv4 over IPv6)は、混雑が少ないIPv6ネットワークを利用することで高速かつ安定した通信を提供する接続方法です。
- 速度の向上:IPv6ネットワークを使用するため、従来のIPv4ネットワークの混雑の影響を受けにくくなります。
- 低遅延:混雑が少ないため、遅延が少なくなり、オンラインゲームやビデオ会議などのリアルタイム通信が快適に行えます。
- 安定性の向上:ネットワークの混雑による速度低下や不安定さが改善されます。
ただし、プロバイダーによっては対応していない、またはv6プラスの提供方法に差がある場合があります。
今回、ネスクの光コラボを選択するさいにはV6プラス対応になっているということを事前に確認していました。しかし別途に申し込みが必要で、その開通までに1週間かかるというのはちょっと盲点でした…(笑)
後日、あらためてV6プラスの接続にチャレンジすることにします。
V6プラスに設定変更できました
V6プラスはやはり速い!
2024年6月9日にV6プラスに変更できました。
まず、ネスクにV6プラスの利用申請をしたのですが、その利用開始案内は郵便で届きました。その書類が届いたことをパソコン修理屋さんに連絡したところ接続設定に来てくれました。
まずは、NTTのホームゲートウェイの設定をいったん初期設定に戻します。すると、NTT側からのV6プラスの信号をホームゲートウェイがキャッチして、V6モードに切り替わるようです。この間の数分間はしばらく待ちます。
V6プラスになるとPPPoE(IPv4)では接続できなくなります。このあたりの設定や確認は専門家の方がいないと不安ですね。
無事にV6プラスに接続できました。
Wi-Fiルーターの方もV6プラスのモードに切り替えました。これでWi-Fi接続しているパソコンやスマホでもV6プラスの接続になったのでスピードが速いです。
これまで、Wi-Fi接続では80Mbpsくらいしか出なかった速度が、今は余裕で200Mbpsを超えています。安定して100Mbps以上でるようになりました。これはうれしい変化です。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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