新型のiPhone5s/c発売とほぼ同時に配布されたアップルのスマフォ用基本ソフトウェアが「ios7」である。早速手元にあるiPod touch5にインストールしてみた。話題のフラットデザインで画面が一新され新しく生まれ変わったようになった。使用感が少し違うが、だんだんなれていくだろう。ただ、一番大きな変化だと思ったのがPW入力が必要になったことだ。電源を入れた時や、普段使っていてスリープから戻る時などパスコードの入力を入れなければならない画面になってしまった。これまでパスコード不要にしていたのに「ios7」をインストールするとパスコード入力が必要になったのはなぜなのか?
その理由は「iPhoneを探す」をオンにしていたからであった。
「iPhoneを探す」という設定をオンにしておくと、もしも自分のiPhoneやiPod touchを紛失したり盗難にあった場合、パソコンなど他のデバイスで全世界から地図上で発見しやすくなる。この機能は便利なので、ずっと前からオンにしてあった。「iPhoneを探す」をオンにしたままで「ios7」をインストールし処理を進めていくとパスコードの入力が求められた。そのまま「ios7」のインストールが完了し、再起動するとパスコードの入力が求められるようになったのである。
今回のこの仕様変更は「盗難対策」だろう。
iPhoneやiPod touchを悪意を持って盗難した場合、まずはこの「iPhoneを探す」をオフにするだろう。そうすれば盗難したiPhoneやiPod touchを自分のものして使っていても、持ち主から容易に探すことができなくなるからだ。このような行為を抑止するために、パスコード入力を強力に死傷し、最初の設定画面でパスコード入力を標準の設定にしたのだろう。
「ios7」にアップデートすると以下のような内容のメールが届いた。
アップルIDとPWが必要になるのは
•デバイス上で「iPhoneを探す」をオフにする。
•デバイスを消去する。
•デバイスを再アクティベートして利用を開始する。
である。
他の2つに比べ「iPhoneを探す」をオンにしているままの人が対象になるため。今回のPW表示はこれに該当する人が多かったのではないだろうか。
iPhoneのパスコード入力のオンオフを切り替える
その後、フェイスブックでアップル通の近八さんに鋭い指摘をいただいた。遠田の書き方に誤解があったようである。「パスコード入力はずっと必須ではない」、あとでパスコードを入力しない設定に変えることも容易にできた。
パスコードの入力を外すためにはアイコンで「設定」→「一般」→「パスコードロック」をタップすると、パスコードのオンとオフを切り替えることができる。パスコードの入力がいやな方はこの画面でオフにすることもできる。
しかし、せっかくの機会なのであらためてパスコードの入力を必要にすることにした。
▼パスコードロックの画面
▼フェイスブックでの遠田のコメントとその後のやりとりはこちら
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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