JIMDO(ジンドゥー)でホームページを運営している方からからWordPress(ワードプレス)に移転したい、というリクエストをよく聞くようになりました。JIMDO(ジンドゥー)が便利だった時代もありますが、拡張性がなく日本語対応の問題があることから、だんだん利用者が減っているのが現状です。一方、WordPressはどんどん便利になり操作性も向上しているため、今からホームページを始める方はほとんどがWordPressを選択しています。
JIMDOからWordPressにサイトを移転する手順
サーバーは必須、エックスサーバーがおすすめです
まず、WordPressを運用するサーバーを用意しておく必要があります。レンタルサーバーの選択には、さくらインターネット、ロリポップ、エックスサーバーなど多数の便利なサービスがあります。ここではエックスサーバーを使うことを前提にしました。
エックスサーバーをWordPressで運用するサーバーとして選択する理由はいくつかあります。以下にその主な理由を解説します。
- コストパフォーマンス:
- エックスサーバーは初期費用がなく、年間費用が約12,000円(税別)と比較的手頃です。さらに、年間契約の場合、ドメイン費用が実質無料になる特典があります。
- 安定したパフォーマンス:
- エックスサーバーは高速で安定したサーバー環境を提供しており、アクセスが集中しても快適にサイトを運営できます。特に、WordPress専用の高速化機能(キャッシュ機能など)が充実しているため、ページの表示速度が向上します。
- 簡単なWordPressインストールと管理:
- エックスサーバーは、WordPressの簡単インストール機能を提供しており、初心者でも数クリックでWordPressをセットアップできます。また、管理画面がユーザーフレンドリーで、プラグインのインストールやテーマの変更などが簡単に行えます。
- セキュリティ対策が充実:
- 無料で利用できるSSL証明書の自動インストール機能があり、サイトのセキュリティを簡単に強化できます。また、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)や自動バックアップ機能なども提供されており、セキュリティ面でも安心です。
- 優れたサポート体制:
- エックスサーバーは、24時間365日のサポートを提供しており、困ったときに迅速に対応してもらえます。メールや電話でのサポートが充実しているため、技術的な問題が発生しても安心です。
- 豊富な実績:
- エックスサーバーは多くのユーザーに支持されており、長年にわたり安定したサービスを提供しています。そのため、信頼性が高く、実績に裏打ちされた安心感があります。
以上の理由から、WordPressで運用するサーバーとしてエックスサーバーを選択することは非常に有利です。
実際に当社も利用しているのはエックスサーバーです。

企業がWordPressでサイト運用をするのなら、エックスサーバーを活用することをおすすめしています。
ここではエックスサーバーを使う前提で手順を紹介します。
なお、いくつか注意点や補足事項がありますので、以下に詳しく説明いたします。
JIMDOからWordPress(エックスサーバー)への移転手順
- エックスサーバーの契約
- エックスサーバーはWordPressに最適化されたサーバーなので、良い選択です。まずは10日間の無料試用をしましょう。
→エックスサーバーの仮申込はこちらから
- エックスサーバーはWordPressに最適化されたサーバーなので、良い選択です。まずは10日間の無料試用をしましょう。
- 仮ドメインにWordPressをインストール
- エックスサーバーでは簡単にWordPressをインストールできます。エックスサーバーの仮ドメインは「xs1234○○.xsrv.jp」というように「xs」+「数字6文字」+「.xsrv.jp」という名前になります。
- この段階で、必要なプラグインやテーマも設定しておくと良いでしょう。テーマはコクーンがおすすめです。
- 記事の手動移転
- 時間はかかりますが、内容を精査し修正できるので手動で1ページづつ作りのは結果的に効果的な方法です。
- SEO対策として、URL構造を維持することを検討してください。
- 独自ドメインをJIMDOからエックスサーバーに移管
- JIMDOで独自ドメイン移管の手続きを行います。そのさいに「OAuthCode」という暗号のような番号を取得しておきます。
→ドメイン移管のために「OAuthCode」が必須です - JIMDOの有料プランを解約し無料プランに変更します。
→JIMDOの仮ドメインで記事は残ります。
- JIMDOで独自ドメイン移管の手続きを行います。そのさいに「OAuthCode」という暗号のような番号を取得しておきます。
- エックスサーバーでの独自ドメイン設定
- 「OAuthCode」を入手したら、エックスサーバーのドメイン管理画面で「ドメイン移管」を選択し、移管したい独自ドメインを入力します。
- ドメインの移管が完了したらDNS設定を行うことができるようになります。
- 「OAuthCode」を入手したら、エックスサーバーのドメイン管理画面で「ドメイン移管」を選択し、移管したい独自ドメインを入力します。
- 独自ドメインでのWordPress設定
- WordPressの管理画面で独自ドメインのサイトURLを設定します。
- 仮ドメインから独自ドメインへの移転
- エックスサーバーにはWordPressの簡単移行というボタンがあり、これを使うととっても楽にWordPressの移転ができます。なおワードプレスの移転プラグインを使用する方法もあります。
注意点および留意事項
- バックアップ: 移転作業を始める前に、ジンドゥーのサイト全体のバックアップを取っておくことをお勧めします。
- SEO対策: 301リダイレクトを設定して、古いURLから新しいURLへのリンクを維持することが重要です。
- テスト: 独自ドメインに移転した後、すべてのページとリンクが正常に機能しているか確認してください。
- Google設定: これまで使っていた独自ドメインのGoogleAnalyticsやGoogle Search Consoleはそのまま使います。GoogleAnalyticsのトラッキングIDを新しいワードプレスのサイトに入力します。
まとめ
ご計画の手順で問題なく移転できますが、特にドメイン移管とジンドゥーの有料プラン解約手続きには注意が必要です。
また、SEO対策や十分なテストを行うことで、スムーズな移転が可能になります。移転作業中に不明な点があれば、エックスサーバーのサポートチームに相談することをお勧めします。

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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