ワードプレス(WordPress)エックスサーバーJIMDO(みんビズ・はじめてWEB)

JIMDOからWordPressにサイトを移転する手順について解説します(レンタルサーバーの準備は必須です)

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JIMDOからWordPressにサイトを移転JIMDO(ジンドゥー)でホームページを運営している方からからWordPress(ワードプレス)に移転したい、というリクエストをよく聞くようになりました。JIMDO(ジンドゥー)が便利だった時代もありますが、拡張性がなく日本語対応の問題があることから、だんだん利用者が減っているのが現状です。一方、WordPressはどんどん便利になり操作性も向上しているため、今からホームページを始める方はほとんどがWordPressを選択しています。

JIMDOからWordPressにサイトを移転する手順

サーバーは必須、エックスサーバーがおすすめです

まず、WordPressを運用するサーバーを用意しておく必要があります。レンタルサーバーの選択には、さくらインターネット、ロリポップ、エックスサーバーなど多数の便利なサービスがあります。ここではエックスサーバーを使うことを前提にしました。

エックスサーバーをWordPressで運用するサーバーとして選択する理由はいくつかあります。以下にその主な理由を解説します。

  1. コストパフォーマンス:
    • エックスサーバーは初期費用がなく、年間費用が約12,000円(税別)と比較的手頃です。さらに、年間契約の場合、ドメイン費用が実質無料になる特典があります。
  2. 安定したパフォーマンス:
    • エックスサーバーは高速で安定したサーバー環境を提供しており、アクセスが集中しても快適にサイトを運営できます。特に、WordPress専用の高速化機能(キャッシュ機能など)が充実しているため、ページの表示速度が向上します。
  3. 簡単なWordPressインストールと管理:
    • エックスサーバーは、WordPressの簡単インストール機能を提供しており、初心者でも数クリックでWordPressをセットアップできます。また、管理画面がユーザーフレンドリーで、プラグインのインストールやテーマの変更などが簡単に行えます。
  4. セキュリティ対策が充実:
    • 無料で利用できるSSL証明書の自動インストール機能があり、サイトのセキュリティを簡単に強化できます。また、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)や自動バックアップ機能なども提供されており、セキュリティ面でも安心です。
  5. 優れたサポート体制:
    • エックスサーバーは、24時間365日のサポートを提供しており、困ったときに迅速に対応してもらえます。メールや電話でのサポートが充実しているため、技術的な問題が発生しても安心です。
  6. 豊富な実績:
    • エックスサーバーは多くのユーザーに支持されており、長年にわたり安定したサービスを提供しています。そのため、信頼性が高く、実績に裏打ちされた安心感があります。

以上の理由から、WordPressで運用するサーバーとしてエックスサーバーを選択することは非常に有利です。

実際に当社も利用しているのはエックスサーバーです。

エックスサーバー

企業がWordPressでサイト運用をするのなら、エックスサーバーを活用することをおすすめしています。

ここではエックスサーバーを使う前提で手順を紹介します。
なお、いくつか注意点や補足事項がありますので、以下に詳しく説明いたします。

JIMDOからWordPressへの移転手順

JIMDOからWordPressにサイトを移転

  1. エックスサーバーの契約
  2. 仮ドメインにWordPressをインストール
    • エックスサーバーでは簡単にWordPressをインストールできます。エックスサーバーの仮ドメインは「xs1234○○.xsrv.jp」というように「xs」+「数字6文字」+「.xsrv.jp」という名前になります。
    • この段階で、必要なプラグインやテーマも設定しておくと良いでしょう。テーマはコクーンがおすすめです。
  3. 記事の手動移転
    • 時間はかかりますが、内容を精査し修正できるので手動で1ページづつ作りのは結果的に効果的な方法です。
    • SEO対策として、URL構造を維持することを検討してください。
  4. 独自ドメインをJIMDOからエックスサーバーに移管
    • JIMDOで独自ドメイン移管の手続きを行います。そのさいに「OAuthCode」という暗号のような番号を取得しておきます。
      →ドメイン移管のために「OAuthCode」が必須です
    • JIMDOの有料プランを解約し無料プランに変更します。
      →JIMDOの仮ドメインで記事は残ります。
  5. エックスサーバーでの独自ドメイン設定
    • 「OAuthCode」を入手したら、エックスサーバーのドメイン管理画面で「ドメイン移管」を選択し、移管したい独自ドメインを入力します。
    • ドメインの移管が完了したらDNS設定を行うことができるようになります。
  6. 独自ドメインでのWordPress設定
    • WordPressの管理画面で独自ドメインのサイトURLを設定します。
  7. 仮ドメインから独自ドメインへの移転
    • エックスサーバーにはWordPressの簡単移行というボタンがあり、これを使うととっても楽にWordPressの移転ができます。なおワードプレスの移転プラグインを使用する方法もあります。

注意点および留意事項

  • バックアップ: 移転作業を始める前に、ジンドゥーのサイト全体のバックアップを取っておくことをお勧めします。
  • SEO対策: 301リダイレクトを設定して、古いURLから新しいURLへのリンクを維持することが重要です。
  • テスト: 独自ドメインに移転した後、すべてのページとリンクが正常に機能しているか確認してください。
  • Google設定: これまで使っていた独自ドメインのGoogleAnalyticsやGoogle Search Consoleはそのまま使います。GoogleAnalyticsのトラッキングIDを新しいワードプレスのサイトに入力します。

まとめ

ご計画の手順で問題なく移転できますが、特にドメイン移管とジンドゥーの有料プラン解約手続きには注意が必要です。

また、SEO対策や十分なテストを行うことで、スムーズな移転が可能になります。移転作業中に不明な点があれば、エックスサーバーのサポートチームに相談することをお勧めします。