グーグルアナリティクス(Analytics)

アナリティクスのトラッキングコードをUniversal Analyticsに更新すると訪問者の年齢層や性別データが取れなくなる

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年齢性別のデータが取れなくなったグーグルアナリティクスのトラッキングコードをUniversal Analyticsに更新した。すると、グラフを見るとわかるように訪問者の年齢層や性別データが取れなくなってしまった。調べてみると、Universal Analyticsは現在、dc.js JavaScript とその関連機能(リマーケティング、Google ディスプレイ ネットワーク インプレッション レポート、DoubleClick Campaign Manager との統合、Google アナリティクスのユーザー属性およびインタレスト レポート)に対応していない。これらの機能を利用したい場合は、Universal Analytics が dc.js に対応してからアップグレードを行ったほうがいい。

universalanalytics

Universal Analytics へは一度アップグレードすると、もう元には戻れない
https://developers.google.com/analytics/devguides/collection/upgrade/?hl=ja
アップグレードしてしまった場合は、Universal Analyticsがdc.js JavaScript とその関連機能に早く対応してくれるよう待つしかない。

ユニバーサルアナリティクスに移行

さて気を取り直して、Universal Analytics について説明しておく。「Universal Analytics」はGoogleアナリティクスにおけるデータの収集や処理の方法を改良する技術的イノベーションのセットということで、さまざまなメリットがあるようだ。

データ収集の正確性が向上している。パソコンのWEBブラウザ、スマートフォン、ゲーム機などの端末からのアクセスのデータ収集の精度が向上。さらにこれからの設定オプションが合理化され、設定の都度トラッキングコードを変更する手間が今後なくなるなど。

Universal Analytics アップグレードとは、従来型の Google アナリティクスのプロパティを、データの損失やアカウント設定の変更を強いられることなく、Universal Analytics のプロパティへとアップグレードすることができるプロセス。 Google アナリティクスは、近いうちにすべてのプロパティで Universal Analytics の使用が必須となるようだ。 アップグレード プロセスに沿ってアップグレードを行わなかったプロパティは、将来的には Universal Analytics に自動移行されるということである。

いずれにしても近い将来は Universal Analytics に一本化されるようだ。

▼Universal Analyticsのトラッキングコード

<script>

(function(i,s,o,g,r,a,m){i[‘GoogleAnalyticsObject’]=r;i[r]=i[r]||function(){
(i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
})(window,document,’script’,’//www.google-analytics.com/analytics.js’,’ga’);

ga(‘create’, ‘UA-1080502-2’, ‘tohdamikio.com’);
ga(‘send’, ‘pageview’);

</script>

▼これまでのトラッキングコードを訪問者の年齢層や性別データにカスタマイズしたもの

<script type=”text/javascript”>

var _gaq = _gaq || [];
_gaq.push([‘_setAccount’, ‘UA-1080502-2’]);
_gaq.push([‘_trackPageview’]);

(function() {
var ga = document.createElement(‘script’); ga.type = ‘text/javascript’; ga.async = true;
ga.src = (‘https:’ == document.location.protocol ? ‘https://’ : ‘http://’) + ‘stats.g.doubleclick.net/dc.js’;
var s = document.getElementsByTagName(‘script’)[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
})();

</script>

▼これまでのトラッキングコード

<script type=”text/javascript”>

var _gaq = _gaq || [];
_gaq.push([‘_setAccount’, ‘UA-1080502-2’]);
_gaq.push([‘_trackPageview’]);

(function() {
var ga = document.createElement(‘script’); ga.type = ‘text/javascript’; ga.async = true;
ga.src = (‘https:’ == document.location.protocol ? ‘https://ssl’ : ‘http://www’) + ‘.google-analytics.com/ga.js’;
var s = document.getElementsByTagName(‘script’)[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
})();

</script>

当面は用途にあわせてトラッキングコードを使い分けることになる。