名刺管理アプリのエイト(Eight)がビジネスマンの間で人気になっている。スマフォで撮った名刺の画像を送ると、エイト(Eight)側で人が入力してデータベースにして利用しやすくしてくれるという無料サービスである。2012年から始まったビジネスモデルだがすでにかなり認知が広がっており、すでに遠田の回りでも複数の人が利用している。先般、名刺管理サービス「Eight(エイト)」の名刺登録枚数が1000万枚突破したそうで、運営するSansan株式会社は「1,000万枚名刺取り込み感謝キャンペーン」を2013年11月18日(月)から2013年11月30日(土)まで実施中でもある。
アプリはiPhoneで使えるアップル版とアンドロイド版がある。以下の画像はアンドロイド版エイトの紹介ページ
無料で名刺管理を行なってくれるというすごいサービスだけにビジネスマンにはありがたいだろう。
しかし、このサービスに不安視し導入を躊躇しているビジネスマンも少なからずいる。遠田もその一人である。名刺交換した相手の名刺を見ず知らずの人に送ることに抵抗があるからだ。
名刺に記載されている情報は、相手がビジネスマンならば個人情報ではないだろうし、情報漏洩をとやかくいうような機密情報でもない。またビジネスで使う名刺だからPRしたいだろうし、ある意味公開されてもいいのかもしれない。だが、ある種の気持ち悪さが残ってしまう。
このサービスを無料で運営している以上、名刺入力された人の情報はなんらかのビジネス的な情報価値として扱われることになるだろう。そのような可能性があるサービスには自分の大事なお客様の名刺情報を送りたくないと考えてしまう。アナログの名刺はフェイス・トゥ・フェイスで手渡し交流するためのツールだけに、あまりに合理的にしないほうがいいのかもしれない。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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