フェアトレードとは問題解決型の公正な貿易取引のこと。とくに、発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動という意味が強い。国際貿易では先進国と途上国では公平な取引ができていないのが現実である。品目としては、コーヒー、バナナ、カカオなどの食品や、手工芸品・衣服が多い。立場の弱い途上国の生産者・労働者に対して、より良い取引状況を提供し、彼らの権利を強化することで持続可能な開発が実現できるよう支援しようというのがフェアトレードの考え方である。そのようなことを20年前から訴求し続けた女性が小浦むつみ氏(旧姓は葛葉:くずは)。今は野々市でコミュニティトレード・アルという店舗を構え活動をより一層強化していた。
1998年ころ、葛葉むつみ氏は「おいしくたのしくありがたく」という、フェアトレードと食べ物を考える講演会やイベントなどの活動をしていた。そのころから、自分で店を出し、フェアトレードの商品を扱い始めていた。
フェアトレードは社会問題であり、植民地支配時代からの構造問題である。そんな大きな社会問題だが、「買い物は投票であり、消費者としての選択である。」という、消費者視点で解決しようという取り組みをずっと続けてきたことに拍手を送りたい。
コミュニティトレード・アルは野々市の「のっぽくん」という自然食品販売店の中にある店内階段を登った2階にある。
ちょうど店内はバーゲン期間中。衣料品やアクセサリーがずらりと並んでいた。食品も充実しており、おいしいフェアトレードのチョコレートやお菓子の材料として人気が高いマスコバド糖もある。店内にはカフェもあり、ランチタイムにはランチセットも提供されていた。
コミュニティ・トレードal 921-8815 石川県野々市市本町2-1-24 自然食品店「のっぽくん」2F TEL&FAX:076-246-0617 |
営業時間10:00~19:00 ランチタイム11:30~14:30 カフェタイム10:00~19:00 月曜定休 |
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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