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無料で開設できるネットショップの機能比較、ヤフーショッピング、BASE、Stores.jpにはどんな違いがあるのか

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無料のネットショップ比較無料で開設できるネットショップが増えてきた。
ヤフーショッピング、BASE、Stores.jpの3つが有名で、利用者数(申し込み店舗数)もそれぞれ7万店規模と急増している。月額利用料が基本的に無料でクレジット決済ができ、スマフォ利用者の閲覧性がよいこと前提としている点など共通点が多い。一方、物販だけでなくダウンロード販売(PDF資料や音楽ファイルなどのデジタルコンテンツ販売)が可・不可という違いやクレジット決済の手数料の違い、利用者にポイント付与が可能かどうかなど違いも多い。ネットショップ構築の容易さなどもかなり違う。
そこで、この機会に無料で構築できるネットショップの機能比較を行ない一覧表にしてみた。

無料で開設できるネットショップ比較

ヤフーショッピング、BASE、ストアーズを比較

ネットショップの機能比較
名称 ヤフーショッピング
(ライト出店の場合)
BASE Stores.jp
月額固定費 0円 0円 0円
有料プラン なし なし 有(掲載商品6点以上の場合、月額980円)
ドメイン名(リンクは申し込みURL) store.shopping.yahoo.co.jp thebase.in
※独自ドメインの設定が無料で可能(Apps利用)
stores.jp
※有料プランにすると新規独自ドメインの利用可
構築URL例(ドモドモストア) store.shopping.yahoo.co.jp/dm2 dm2.thebase.in
 →base.semm.jpを設定
dm2.stores.jp
掲載商品の上限 なし なし 5点(6点以上は有料プランになり上限なし)
クレジット手数料 3.24% 3.6%
+1件40円
5.0%
提携クレジット会社 VISA、Masters、JCB等(AMEX、Dinersも可) VISA、Masters、JCB等 VISA、Masters等(JCB不可)
クレジット以外の決済方法 なし(クレジット決済のみ) 代引、銀行振込の選択が可能 代引、銀行振込、コンビニ決済の選択が可能
ポイント 1%以上(Tポイント) なし(ただしクーポン発行は可能) なし
アフィリエイト原資 1%以上 なし なし
中古の扱い 可(申請が必要) 可(申請不要) 可(申請不要)
ダウンロード販売 不可 可能(Appsで設定) 可能
申し込みから出店までの期間 約1ヶ月(申し込み後に審査があり、通ればメールがくる) その場でOK(最短2分) その場でOK(最短2分)
メタタグ等の設定 不可 SEOのAppsで設定可能 不可
アクセス解析 なし Googleアナリティクスを利用可能 有料版利用時のみ可能
その他の機能や特徴 ヤフーショッピングにはプロフェッショナル出店とライト出店の2種類があり、互換性はなく別物。ライト出店は設定が容易。 Apps(アプリ)利用でサイトのカスタマイズを行える 無料サービスが豊富(プロの写真撮影やっ倉庫サービス、無料梱包など)
※構築の容易さ △まぁまぁラク(プロフェッショナル出店に比べるととてもラク) ◯かなりラク ◎非常にラク
※サイト構築の拡張性 ×ニュースレターや隠しページ作成などプロフェッショナル出店でできることでもライト出店ではできないことが多い ◎Appsを使うことで拡張性が高くなる、今後も期待できる △ほとんど拡張性はない
※サイトの信頼性 ◎非常に高い、知名度が高いヤフージャパンの関連サービスなので安心 △ドメイン名が「.in」でどこの国かわからず不安、※本気で使うなら独自ドメインを推奨 ◯ドメイン名が「.jp」なので比較的安心

比較すると特徴も際立ってくる。

なお、※印のところは遠田の主観で判断している定性的な情報なのでご注意を。

運用目的によって選択が違う

この3つネットショップを比較すると、やはり運用目的によって選択が違うことがわかる。利用者にポイント付与をしたり、信頼性の高いネットショップとして運営したいのならヤフーショッピングになるだろう。

また、月額100万円以上の販売を目標に本格的なネットショップ運営をしたいのなら、ライト出店ではなくプロフェッショナル出店を選択したほうがいい。

独自ドメインで運用したいのならBASEかストアーズ

一方、独自ドメインで運営したいのならヤフーショッピング以外になる。BASEでもStores.jpでも独自ドメインが使えるが、どちらかといえばBASEがいいかもしれない。

自分で独自ドメインを用意する必要があり、ドメイン費用は別途にかかる。しかし、BASEだと独自ドメインショップで運営しても無料のままなのである。

しかもAppsを使えば拡張性が増していく点も好感が持てる。クレジット決済でもJCBが使えるのはBASEだけである。

ちなみに参考サイト「http://base.semm.jp/」は、さくらインターネットで運用している「semm.jp」を使い、ゾーン設定でサブドメインを「thebase.in」にあてて利用開始したものである。この場合、すでに使っている独自ドメインのサブドメインを活用しているので、追加料金はまったくかからない。0円でここまでできるのは本当にすごい。