グーグルアナリティクス(Analytics)レスポンシブレイアウト

WEBサイトへのモバイルアクセスが増加、いよいよPCよりスマフォやタブレットでの閲覧者が多い時代になった

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リアルタイムアクセスこの画像は「tohdamikio.com」のリアルタイム検索。グーグルアナリティクスでは今どれくらいのアクセスがあるかがリアルタイム検索でわかる。その内容はモバイルの増加を示している。現在10名がこのブログを閲覧していて、その内訳は、パソコンからのアクセスが5名、携帯やスマートフォンからのアクセスが4名、タブレットが1名ということである。半数が携帯やスマフォかタブレットからのモバイルアクセスだということだ。この状況はすでに特別なことではない。昨年からモバイルアクセスが増加しており、いくつものWEBサイトではPCよりもモバイルアクセスのほうが多いという状況になっている。

当サイト「https://tohdamikio.com」を閲覧しているアクセスデータを、「PCとタブレット」と「モバイルとタブレット」に分けて折れ線グラフでみてみた。このわけ方にしたのは、アナリティクスのセグメントで「PCのみ」がなかったためである。どちらの項目にも「タブレット」が入っているので、「PC」と「モバイル」のアクセス変化を見ることはこのグラフでわかる。
アクセス構造の変化

レスポンシブ対応のMovableType6に変更したのが2013年9月中旬。ちょうどこの頃から、PCのアクセスは減少傾向なのにモバイルのアクセスが増加していることがわかる。

この理由は、おそらく9月以前がココログでの運用だったことが主要原因ではないかと考えられる。ココログだとモバイルアクセスの場合は専用ページにジャンプしてしまい計測できなかいので、どれくらいモバイルアクセスがあったかがアクセス解析ではわからなかった。そのことがココログからレンタルサーバのMovableTypeに引っ越しを決断させた原因のひとつでもある。

しかし、スマフォやタブレットでも閲覧しやすいレスポンシブデザインにしたことで、モバイルアクセスが堅調に推移しているということもいえるのではないだろうか。

また、PCからのアクセスは土日が著しく減少しているが、モバイルからのアクセスは平日も土日もほとんど差がない。とくに年末年始の1週間ほどのアクセスは、PCからよりもモバイルからが多くなっている。やはりPCを使うのは平日のビジネスタイムであり、会社や店舗などの事業所でビジネス目的で検索などをしてWEBを閲覧するからだろう。モバイルは常に肌身離さず持っているので、いつでもどこでも検索するため、土日でもアクセスが減らないということがいえそうだ。

いくつかのWEBサイトのアクセス解析をみてもモバイル増加は顕著である。

モバイルのアクセスが増加している

この折れ線グラフは、ある小売サービス業のWEBサイトのアクセス解析のデータから抽出したものだ。2013年1月にPCからのアクセスが減少し、増加してきたモバイルアクセスに逆転されている。その後も、モバイルアクセスは増加し、PCからのアクセスよりも多い状況が続いており、今後もますます差は広がっていくと思われる。

とくに、小売サービス業ではモバイル対策が急がれる。土日の来店者が多い業種業態では、PCからではなくスマフォやタブレットなどのモバイルから見られることを前提にWEBサイトを見直したほうがいいだろう。レスポンシブデザインのWEBサイトに変えるだけで、成果がでるかもしれない。

なお、レスポンシブデザインとは、PCでもスマフォでもそれぞれの端末で横幅が最適なサイズで表現させるデザインで、WordPressやMovableTypeなどのCMSでは、レスポンシブデザイン対応のデザインテーマに変更するだけでかなり対応ができるはずである。