クレジット決済/キャッシュレス決済

JRの交通系ICカードを2つ使い分け運用するため、Suicaは法人用カード、ICOCAはAppleウォレット(個人カード)にしました

この記事は約3分で読めます。

JRの交通系ICカードを2つ使い分け運用JRの交通系ICカードは全国に多数のブランドがありますね。関東ではSuica、関西ではICOCA、というのが一般的に知られています。この2つは別システムなので、1台のiPhoneに2つとも入れることが可能でした。
ですが、クレジットカードの設定をしようとすると決定的に大きな違いがあることがわかりました。ICOCAで登録可能なクレジットカードはJR西日本が発行している「J-westカード」のみでした。

JRの交通系カード

クレジットカード設定、Suicaは自由、ICOCAは制限あり

Suicaだと、VISAやJCBなど一般的に使われているクレジットカードで登録ができます。一方、。ICOCAで登録可能なクレジットカードはJR西日本が発行している「J-westカード」のみです。

Suicaで登録可能なクレジットカードは多数あります

Suicaのクレジットカード登録画面を見ると、VISA、JCB、mastercard、AMERICANEXPRESSなど、有名どころがずらりと並んでいます。これなら利用中のクレジットカードが使えますね。

ICOCAで登録可能なクレジットカードは「J-westカード」のみ

一方、ICOCAで登録可能なクレジットカードは「J-westカード」に限定されています。私は「J-westカード」を所有してません。ICOCAを使うためだけに新規クレジットカードを契約するのは現実的ではありません。それに「J-westカード」ということは個人利用が前提なので、法人の経費として利用するには不適切です。

Suicaの登録クレジットカードを法人カードに変更しました

JRの交通系ICカードを2つ使い分け運用

ということで、

・Suica→法人カードを登録
・ICOCA→Appleのウォレット支払い(ウォレットの登録は個人の楽天カードです)

という使い分けにすることにしました。

交通系カードは3000円づつチャージし立替金に計上

さて、実際の運用にあたって、事前に会計事務所に相談をしていました。いくつかの注意点を受け、以下のような運用方法とすることにしました。

・法人用の利用はSuicaで法人用カードを紐づけしておく
・チャージする単位は3000円づつとする
・Suicaを利用した履歴データを元に仕訳する

チャージ金額は経費にできないため、立替金(または役員貸付金)を挟んで仕訳計上することが妥当だということです。

以下は仕訳の例です。

【法人カードからチャージ時の仕訳】
立替金 3,000円 / 未払金(カード内訳計上) 3,000円

【JR使用時の仕訳】
旅費交通費 1,000円 / 立替金 1,000円

ちょっと会計上の手続きが増えますが、実務上はその都度、駅まで切符を買いに行かなくてよくなるので便利です。