蕎麦にも資格試験がある。2年ほど前に「蕎麦鑑定士」と「蕎麦のソムリエ」という資格制度ができ、4級から1級までの4段階の資格認定がある。今年4月から制度改定があり、これまでわかりにくかった資格制度がわかりやすく整理された。
これまで「蕎麦のソムリエ」には「インターネットコース」「本講座コース」「無料登録」という3つのコースがあったが、今年から一本化された。これで無料コースというのはなくなった。また、「蕎麦の鑑定士」には「準級」というコースが追加され、認定試験で東京か京都まで出向かなくてもインターネットだけで完結することができるので、蕎麦好きの受講者の増加が見込まれる。
蕎麦の鑑定士、蕎麦のソムリエの4級の受講料や合格後の認定料
4級の場合 | 蕎麦鑑定士 | 蕎麦鑑定士(準級) | 蕎麦のソムリエ |
受講料 | 4000円 | 4000円 | 4000円 |
食味試験 | 7000円 | なし ※希望すれば受講可能 |
なし |
認定料 | 15000円 | 5000円 ※食味試験合格後に認定の場合は 蕎麦鑑定士と同じ15000円になる |
5000円 |
対象者 | 飲食店オーナー、蕎麦打ち・蕎麦愛好家など | 左と同じだが、インターネットだけでの受験完結したい人 | 蕎麦好きで、旅好き食べ歩き好きな人 |
主催者 | 全国麺類生活衛生同業組合連合会 一般社団法人 日本麺類業団体連合会 |
蕎麦Web |
上記の表は「http://soba-log.com」の資料を引用し編集したものである。
いずれも年4回のテキスト配信による試験(レポート提出)を経て、年度末のテキスト配信による認定試験に合格する必要がある。
特徴的なのは、蕎麦鑑定士の食味試験である。食味試験では1回に12種類の蕎麦を体験することができる。これは蕎麦好きにとっても価値ある体験の場である。そのあとに専門家による講義を受けて資格認定となる。食味試験は、級ごとに難易度が違うようだが、基本は食べ比べたあとの鑑定である。級ごとに、個性の異なる12種類の蕎麦を味見し、その後13番目に食べる蕎麦を鑑定するが、この13番目の蕎麦は直前に味見した12種類の蕎麦のどれかである。13番目の蕎麦が、さきほど食べた12種類のうちのどれに該当するかを当てるという試験。当てずっぽうなら一割にも満たない正解率だが実際にはどうなんだろう…。とても興味深い試験方法である。
昨年までは、食味試験を受けるためには蕎麦鑑定士を選択する必要があった。しかし、食味試験に参加できないとその資格は認定されないことになる。とくに食味試験は年度末2~3月の繁忙期にあたるので、東京か京都まで試験を受けに行く日程を確保できないと断念せざるをえなくなる。
それが蕎麦鑑定士(準級コース)が新設されたことで、受講の敷居がぐっと下がった。とりあえず、準級コースで受講して、食味試験に参加できるよう日程が確保できれば食味試験を受けることができる。合格後は準級ではなく、はれて蕎麦鑑定士を名乗ることができるというのもいい。
このような資格制度の改定により、それぞれの資格の特徴がわかりやすくなった。
なお、4級からスタートし、合格すると3級の受験資格ができる。同様に2級受験は3級資格が必要で、1級受験は2級の資格が必要になている。飛び級ができないので、1級を取るためには4級から受け、1年づつ進級し、最低でも4年はかかることになる。
蕎麦鑑定士
「蕎麦鑑定士」とは、一言でいうと、〈蕎麦とはどういうものであるかを、知っている人〉のことです。「蕎麦鑑定士」は、伝統的な日本の蕎麦がどういうものであるのかについて正確な知識を持ち、なおかつ蕎麦を味わってみて、その蕎麦が備えている魅力を見分けられる人のことです。 そして、多種類の蕎麦について、それぞれ味わうべきポイントを見出して、楽しむことのできる人をいいます。
※http://xn--wgv71ah57drpw.com/what-sobakanteishi.htmlより引用
蕎麦のソムリエ
『蕎麦のソムリエ』講座は『蕎麦Web』が独自に行う講座で、蕎麦についてとことん追求したいという、熱心な蕎麦好きの方が多く受講されています。受講生の方が実際に足を運んで、ひとつの会場に集まるので、皆さん顔見知りになり、日本各地にたくさんの蕎麦好きの仲間ができます。『蕎麦のソムリエ』の級位を取得するには、これらの体験講座を受講して体験を積み重ねることと、多くの蕎麦の味を体験することが重要です。
※http://sobaweb.com/sommelier/begin.htmlより引用
蕎麦鑑定士や蕎麦のソムリエに関する情報は、以下3つのサイトで総合的に情報発信されている。
『そばログ』
http://soba-log.com
『蕎麦Web』
http://sobaweb.com
『日本蕎麦.com』
http://日本蕎麦.com
遠田は蕎麦鑑定士を狙い鑑定士(準級)で受講することにした
遠田は蕎麦鑑定士を受講することにした。ただ上記の理由から、蕎麦鑑定士(準級)で受講し、食味試験は日程さえ合えば参加することにした。できれば食味試験も受講したいが、まだ日程がわからないので日程調整ができることを願うのみ。年間で4本のレポート提出に関しては「蕎麦の食べ歩き北陸」の鑑定士レポートのコーナーでも紹介することにする。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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