クレジット決済/キャッシュレス決済

お賽銭もキャッシュレスの時代!PayPayや他のサービスで全国の神社仏閣にお参りできる新サービスが開始

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お賽銭もキャッシュレスの時代近年、キャッシュレス化が進む中、なんと神社仏閣のお賽銭もその波に乗ることになりました。
2024年12月から、PayPayを使ったお賽銭が全国で可能になります。まずは東別院や増上寺、四天王寺などの有名なお寺を皮切りに導入がスタートします。これで2025年の初詣ではお賽銭をPay払いする人が増えそうですね。

お賽銭もキャッシュレス

お賽銭もキャッシュレスの時代

お賽銭がキャッシュレス化する背景

これまでPayPayでは寄付やお賽銭としての利用が禁止されていました。2024年8月に法人向けの寄付機能が追加されたことをきっかけに、このサービスが実現しました。年末年始の混雑緩和や、現金を持たない参拝客の利便性向上が期待されています。

PayPay以外のキャッシュレス対応も進行中

実は、お賽銭に使えるキャッシュレス決済はPayPayだけではありません。たとえば、京都市の東本願寺では「J-Coin Pay」や「UnionPay」を利用したキャッシュレスお賽銭が可能です。J-Coin Payは、みずほフィナンシャルグループが提供する銀行口座連携型の決済アプリで、チャージや送金が簡単に行えます。

また、一部の寺院では他のQRコード決済や電子マネーが利用可能な場合もあり、外国人観光客や現金を持たない若年層にとって便利な選択肢が広がっています。ただし、対応するサービスは寺社によって異なるため、利用前に各寺社の公式情報をご確認ください。

通常の買い物と異なる「送金」形式

PayPayを使ったお賽銭では、普段の買い物のような「スキャンして支払う」形式ではなく、「送金」機能を使用します。

この形式には以下の点に注意が必要です。

  • 利用には事前の本人確認(eKYC)が必要
    お賽銭は宗教法人への非営利の支払いとみなされるため、本人確認が必須です。
  • PayPayマネーのみ利用可能
    PayPayボーナスやクレジットカードチャージ残高ではなく、銀行口座や現金からチャージされたPayPayマネーでの支払いが必要です。
  • お賽銭には消費税がかかりません
    お賽銭は買い物ではなく、寄付や宗教的行為として扱われるため、消費税は課税されません。安心して気持ちを込めてお賽銭を行いましょう。

同様に、他の決済方法を利用する場合も、事前の準備や利用条件を確認しておくことをおすすめします。

若い世代や外国人観光客にも好評

たとえば、増上寺では現金を持たない参拝者が増加している現状を受け、「賽銭をしたい気持ちに違いはない」としてPayPay導入を決定したとのこと。「現金で払うからこその価値がある」という意見もある中、新しい試みとして注目されています。

QRコードで簡単に賽銭

参拝客はQRコードをスキャンするだけでお賽銭が可能になります。将来的には、境内のさまざまな場所にもQRコードを設置することで、賽銭箱まで行かずともお賽銭ができるようになるかもしれません。

キャッシュレス化の未来

今回の導入は、神社仏閣のキャッシュレス化を象徴する大きな一歩と言えます。これからさらに多くの寺社でキャッシュレス対応が進むことで、参拝がより便利で快適なものになることが期待されます。