2025年1月1日放映の芸能人格付けチェックという正月番組で、GACKTが81回の連続正解を続けました。娯楽番組としても面白かったですが、驚異的な正解率に驚きました。いったいどれくらいの確率なんでしょうか、気になりますよね。
そこで、この現象を確率的な分析をして起こりうる可能性がどれくらい希少なのかをChatGPTの「o1pro」を使って調べてみました。
81問連続正解の確率はどれくらい?
仮に正解率が50%なら確率はどれくらい?
ChatGPTの「o1pro」は回答を出す前にかなりの時間考えています。この問題については、最初の回答がでるまでに3分36秒かかりました。また追加の質問に関してもやはり長い回答時間がかかりました。けっこうやりとりするのもたいへんですね(笑)
以下の回答内容はその一部を抜粋しました。
完全に勘で当てる(p=0.5)場合
もし本当にまったくわからず、各問題を「当てずっぽう(50%の確率)」で答えると仮定すると、81回連続正解する確率は…
これは、1兆の1兆倍のさらに100万倍ほどに1回しか起きないくらいの小ささです。
宝くじ高額当選との比較
たとえば、ジャンボ宝くじで1等を当てる確率は**1,000万分の1(10−710^{-7})**ほどといわれています。
- ジャンボ宝くじ1等に1回当たる:1/1,000万
- 81回連続正解(2択50%)を当てる:1/2^81(約1/2.4×10^24)
ジャンボ宝くじを1回だけ当てるほうが、2^81分の1よりはるかに「起きやすい」ことになります。
むしろ「宝くじに何十回も当たり続けるより難しい」レベルといっても大げさではありません。
隕石が自分に当たる確率との比較
隕石が落ちてきて自分に直撃する確率は、人によって推定が異なりますが「一生のうちに数十万分の1~数百万分の1」ともいわれます。こちらも1/2.4×10^24よりは何千億倍も「高い」確率です。
つまり「隕石が頭に落ちてくるほうがよほど起きやすい」ほど、81連続正解というのは極端に珍しい計算になります。
- ジャンボ宝くじの1等を1回当てる確率は、約1/10,000,000(1,000万分の1)程度といわれています。
- 81回連続正解(当てずっぽう前提)の確率は、1/2^81(約1/2.4×10^24)ですから、
- 1/10,000,000(10−710^{-7})
- 1/2.4×10^24(10−2510^{-25} 近い)
というふうに、桁が**“10進法で18桁ほど”**違います。宝くじが「奇跡のような確率」といわれるなか、2^81分の1はさらに何千億倍も起きにくいとイメージできます。
- 隕石が自分に当たる確率には諸説ありますが、「一生のうちに宝くじよりはまだ起きやすい」という推計すらあります。
- つまり、「自分に隕石が当たる」のほうがまだ起こりやすいレベルで、81回連続正解のほうがさらに低い確率になるわけです。
一定の知識や勘の精度がある場合はどうなるか?
実際のところ、GACKTさんほどの経験や感性があれば、「まったくの当てずっぽう」で答えているわけではない可能性が高いです。そこで、「問題によってはある程度の確信があり、正答率が少し高い」場合を考えてみましょう。
このように「1問あたりの正解率」が高くなると、81回連続正解の確率は大きく上がることがわかります。GACKTさんのように普段から感性や知識を磨いていて、一部の問題では「ほぼ確信をもって正解できる」ような場合は、理論上そこまで“天文学的”とは言えない確率になる可能性もあるのです。
イメージを膨らませるためのたとえ
81問連続正解についてのまとめ
- 完全な当てずっぽう(50%)での81連続正解は、宝くじや隕石直撃などよりもさらに起きにくい確率です。
- しかし、問題ごとに経験や直感で正解率が上がれば、連続正解のハードルは下がります。
GACKTさんのように圧倒的な感覚や知識を持った人なら、視聴者が思う以上に正解率が高いのかもしれません。番組でも「本番前にワインや音楽をトレーニングしている」「一流の楽器の音色を聴き分けられる」など、自信をもって答えている部分があるのだと考えると、まったくの不可能とまでは言いきれない面もあるわけです。
とはいえ、「(50%想定では)天文学的に起きにくい現象であること」に変わりはありません。宝くじや隕石直撃と比べても次元の違う数字である、ということでしょう。
結論は「GACKT、すごい」という当たり前のような感想でした。(笑)
余談ですが、宝くじと隕石のどちらが当たりやすいか
ここからは興味本位の質疑応答です(笑)
宝くじ高額当選の確率と、隕石が自分に直撃する確率を比較して、わかりやすく解説してください。
あくまでも推定ですが、しばしば「隕石直撃より宝くじで高額当選するほうが難しい」「逆に隕石直撃のほうがさらに確率は低いのでは?」といった話題が取り上げられます。
これは、どちらも非常に低確率なために生じる“イメージの混乱”ともいえます。
- 宝くじ(1回の抽選で1等):約1/10,000,000
- 隕石直撃(生涯リスク):概ね1/300,000~1/3,000,000 など説がいろいろ
このように比較すると、単純には「宝くじ1回当選」のほうが、隕石が自分に当たるより起きにくい(低い確率)とも言われます。
隕石に直撃されるより宝くじに当たるほうが難しいということでしょうか…(笑)
ただし、隕石直撃は「一生のうちに起こるかどうか」というスパンですし、宝くじは「当たりやすい時期に何度も買う」「年に数回しか買わない」など、人それぞれで分母(試行回数)が変わってきます。
ですので、厳密な比較は難しいものの、いずれにせよ 「どちらも非常にレアで、ほぼ起こり得ないレベル」 であることに変わりありません。
ということで、宝くじに当たるのは奇跡的な確率ということが再認識できました。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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