クラウドコンピューティング

新しいノートパソコンが遅い原因はOneDriveでした、スタートアップ停止で快適になりました

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新しいノートパソコンが遅い原因はOneDrive昨年末に購入したマウスコンピューターのノートPCですがなかなか軽快に動いてくれて気に入っています。しかし、時々なんだか動作が遅い、と感じることがありました。特にデスクトップのアイコンをクリックするときに、あの「ぐるぐる」待たされる時間にイライラしていました。
「新しいパソコンなのに、なんでこんなに遅いの?」と疑問に思い、原因を調べたところ、犯人はなんとOneDriveでした!

PCが遅い原因はクラウドストレージの設定かもしれません

原因1:OneDriveとデスクトップの同期

Windows 11では、デフォルトでOneDriveがシステムに統合されており、「デスクトップ」「ドキュメント」「ピクチャ」フォルダが自動的にOneDrive内に保存される設定になっています。一見便利に思えるこの機能ですが、私の場合はこれが問題でした。

デスクトップに置いているファイルやショートカットが、OneDriveと常に同期されようとするため、パソコンがそのたびに処理を行い、動作が遅くなっていたのです。

クラウドストレージとしてはドロップボックスを利用しているので、OneDriveはそもそも使わないで、OneDriveを停止することにしました。

原因2:秀丸メールの排他制御ファイル問題

秀丸メールでは、メールデータや設定ファイルをローカルストレージ上で管理します。このデータをクラウドストレージ(例:Dropbox、Google Drive、OneDriveなど)に保存すると、以下のような問題が発生する可能性があります。

  1. クラウドストレージの同期による排他制御 クラウドストレージは、ローカルにあるファイルをクラウドに同期する際に、ファイルをロック(排他制御)して処理することがあります。このロックが秀丸メール側でのファイル操作と競合し、不具合が発生します。
  2. 秀丸メールのファイルアクセス 秀丸メールはメールボックス(mboxファイルやemlファイル)に頻繁に読み書きを行います。これらの操作がクラウドストレージの同期タイミングと衝突することで、動作が遅くなったり、エラーが発生したりします。
  3. 複数デバイスのアクセス 同じクラウドストレージのデータを複数のデバイスからアクセスしている場合、排他制御が強化され、同期の遅延やデータの競合が発生します。
  4. 特殊ファイル(システムファイルや一時ファイル)の影響 秀丸メールは動作中に一時ファイルやインデックスファイルを生成しますが、これがクラウドストレージ上で同期対象となると、予期せぬタイミングでロックされ、エラーの原因になります。

この対策はいくつかありますが、
・秀丸メールの設定で排他制御をやめる
・クラウドストレージをドロップボックスだけにする
ということで解決できました。

解決方法:OneDriveのスタートアップを停止

この問題を解決するために、OneDriveを削除するのではなく、スタートアップから無効化して、パソコン起動時に自動的に動作しないように設定しました。

OneDrive をオフにするか、無効にするか、アンインストールする - Microsoft サポート
OneDrive をオフにするかアンインストールする方法を参照してください。

OneDriveの停止方法はマイクロソフトのサポートページに詳しく説明されています。

手順:

  1. タスクマネージャーを開く
    キーボードの【Ctrl】+【Shift】+【Esc】を押して「タスクマネージャー」を起動。
  2. スタートアップタブを選択
    上部メニューの「スタートアップ」をクリック。
  3. OneDriveを無効化
    リストから「Microsoft OneDrive」を見つけ、右クリックして「無効化」を選択。
  4. パソコンを再起動

これで、パソコンの動作がサクサクになりました!デスクトップアイコンをクリックしても、待ち時間なしで動作するようになり快適です。

私の場合、OneDriveが不要だった理由

新しいノートパソコンが遅い原因はOneDrive

実は私、Dropboxの有料版をメインのクラウドストレージとして使っています。Dropboxには大容量のファイルを保存しており、すでにクラウドストレージの役割を果たしているため、OneDriveを使う必要がほとんどありません。ちなみにドロップボックスで保存できる容量は2TBです。

Dropbox.com
Dropbox helps you simplify your workflow. So you can spend more time in your flow.

そのため、OneDriveをスタートアップで停止し、必要があるときに手動で起動するというスタイルに切り替えました。この方法なら、OneDriveを削除せずに必要なときだけ利用できます。

注意点:OneDriveを停止する前に確認したこと

  • データの保存場所を確認
    OneDriveをスタートアップで停止しても、同期フォルダに保存されているデータがそのままになるので、必要に応じてファイルの保存先をローカルフォルダに移動しました。
  • 手動での起動を忘れない
    スタートアップを無効にすると、自動同期が停止します。OneDriveを利用したい場合は、手動で起動する必要があるのでご注意を!

まとめ:クラウドストレージも自分に合った使い方で

OneDriveは便利なクラウドストレージですが、私のように既に他のサービス(今回の場合はDropbox)を活用している場合、必ずしも常時動作させる必要はありません。スタートアップから停止するだけで、パソコンの動作が格段に軽快になります。

もし「新しいパソコンなのに動作が遅い…」と感じている方は、ぜひ一度OneDriveの設定を見直してみてくださいね。

私はこの設定を実施してからかなり軽快な動作になりました。新PCのマウスコンピューターRYZEN5シリーズ、なかなかよいです。

それでは、みなさんも快適なPCライフを!

ワンドライブでなく、ニャンドライブのイメージ画像を生成AIで作成したのでここに貼っておきます(笑)