蕎麦屋や蕎麦のことを検索で探すのはいつどこからか?
グーグルアナリティクスで興味深い解析データが現れた。解析対象は「蕎麦食べ歩き北陸」で、蕎麦のことしか情報がないWEBサイトである。まず、アクセスしている端末を調べてみると約2/3はモバイルからのアクセスである。とくに今年になってからモバイルが圧倒的に多く、急増していた。そこでパソコンとモバイル(スマフォ+ガラケー+タブレット)で分けて日々の折れ線グラフにしてみると、一週間ごとにモバイルアクセスの日曜日がピークになっていた。
▼アクセス解析のグラフ(赤丸はすべて日曜日)
通常のビジネス用WEBサイトは、平日のアクセスが多く土日に減少するという傾向がある。この「蕎麦食べ歩き北陸」というWEBサイトはその傾向とはまったく逆で、土日のアクセスが多くとくに日曜日が多い。パソコンからのアクセスだけを見ると土日がとくに多いというようなことはない。モバイルからのアクセスは土日に突出して多いのである。
おそらく、外出して蕎麦屋を探したり、蕎麦屋の店内で蕎麦に関することをスマフォで調べてこのWEBサイトを閲覧しているのだろう。今、一番多い集客キーワードは「十割蕎麦」で見られているページは「十割蕎麦と二八蕎麦」である。
キーワードの順位変化について
この「蕎麦食べ歩き北陸」に関してはチェックしているいくつかのキーワードがある。そのうち、「蕎麦食べ歩き」「二八蕎麦」「十割蕎麦」の3つのキーワードの動きが特徴的なので紹介しておく。
このサイトは2013年7月ころにスタートしている。
・サイトのタイトルである「蕎麦食べ歩き」に関しては、記事数追加が順調に進みサイトの記事数が増加するにつれて順位が上昇している。毎月十件程度の蕎麦屋や蕎麦情報を紹介しており、今では120ページ以上の蕎麦屋情報がある。Googleインデックス数では400を超えている。ページ数(記事数)よりもインデックス数が多いのはタグクラウドなどブログ独自のページがインデックスされているからだが、記事数増加との因果関係が強いようだ。9月には20位前後まで上昇し、10月には15位前後、11月になると10位以内にランクインしている。
・「二八蕎麦」に関してはゆるやかな上昇である。9月には53位にランクインしたがその後の順位上昇はゆるやかで、10位内にランクインしたのは4月に入ってからである。この順位上昇は上記の記事数追加だけではなく他の要因も考えられる。二八蕎麦というのは蕎麦ではかなりのビッグワードだからである。蕎麦通販サイトや蕎麦屋のサイトなど商用サイトも多いためサイトのコンテンツ内容全般の質の評価も重要になってきたのだろう。サイト内のコンテンツに関しては量と質の両方が重要な要因だろう。
・「十割蕎麦」の順位の動きは重かった。100位以内にランクインしたのは2014年1月になってからである。やはりビッグワードでランクインするのは並大抵の努力では難しい。十割蕎麦とは蕎麦好きにとって非常に重要で権威性の高いビッグキーワードなので、該当するページのコンテンツの質が非常に重要である。たんねんに内容追加をしていくことが順位上昇につながったと思われる。量より質が重視されたのではないだろうか。
GoogleがSEOに関してリンクの価値を下げ、著者情報(オーサーランク)を重視する方向になったことも、順位上昇に大きな影響になっただろう。、「蕎麦食べ歩き北陸」では、被リンク獲得はあまり意識せずに内容を濃くしていくことを心がけた。また、FacebookやTwitter、グーグルプラスなどのソーシャルメディアでの情報発信も併用したのが功を奏したのだろう。
▼蕎麦食べ歩き北陸のWEBサイトトップページ
https://sindan.org/
ところで、グーグルアナリティクスは今日、画面が大きく変わっている。セグメントのボタンの配置が大きくわかりやすくなった。またこれからもっと大きく変わっていく見込みだ。アメリカで開催されたGoogleアナリティクスサミット2014でその変化について発表があったようだ。
主な追加機能は、「拡張eコマース」「データのインポート機能(旧名:ディメンション拡張)の強化」「ロールアップレポート」「解析設定のDiagnostics(診断)機能」「AdMobとの連携」「GoogleアナリティクスプレミアムとDoubleClick Campaign Managerとの連携」など。(参照元 http://www.e-agency.co.jp/column/20140529.html)
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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