htmlの取り消し線は<strike>~</strike>であったが、html5からこのstrikeタグが非推奨となった。html5では取り消し線のタグにsタグ<s>~</s>かdelタグ<del>~</del>か、どちらかを使うことになる。二種類とも表示され方は同じだが、調べてみると使い方の意味が異なる。
sタグ<s>~</s>は以前書いた文章の訂正「訂正」などに使うのに適していて、delタグは以前書いた文章の削除「削除」に適している。ややこしいが、取り消し線の中身の内容が以前は正しくて今でもなんらかの意味を持っている場合はsタグ<s>~</s>のほうがよいということだ。実用上はほとんどがsタグになるように思われる。
sタグ<s>~</s>の使用例
sタグ<s>~</s>の使用例としては、セミナー日程が変更になった場合に使うことがある。すでに告知されていて、以前のセミナー日程を認知されている方もいるため、明確に日が変わったことを表示する意味で取り消し線は有効である。単に変更になった日程だけを書いた場合に、以前の日程を知っている人にはどちらが正しいのか悩ませてしまうためだ。
ブログマーケティング道場(5回)
平成26年6月12日(木)、26日(木)、7月10日(木)、24日(木)、8月7日(木) 18:00-21:00
※日程変更になりました。
平成26年10月15日(水)、29日(水)、11月12日(水)、26日(水)、12月10日(水) 18:00-21:00
受講料: 27,000円(税込) テキスト料: 0円(税込)
http://www.fisc.jp/pckouza/class.php?y=h26&id=0034
というように、取り消し線があるほうがわかりやすい。この場合にsタグ<s>~</s>を使う。
他にw3cのサイトでも利用例があった。
特売などのセールで今だけ特別価格(値引き)を表示する場合は取り消し線が有効である。
▼表示される文章内容 アイスティーとレモネードを買う推奨小売価格:ボトルあたり3.99ドル今だけ2.99ドルで販売! ▼上記のhtmlソース アイスティーとレモネードを買う <s>推奨小売価格:ボトルあたり3.99ドル</s> 今だけ2.99ドルで販売!
以下、http://www.w3.org/TR/2012/CR-html5-20121217/text-level-semantics.htmlより引用(英文原文のまま)
The
s
element represents contents that are no longer accurate or no longer relevant.The
s
element is not appropriate when indicating document edits; to mark a span of text as having been removed from a document, use thedel
element.
In this example a recommended retail price has been marked as no longer relevant as the product in question has a new sale price.
<p>Buy our Iced Tea and Lemonade!</p> <p><s>Recommended retail price: $3.99 per bottle</s></p> <p><strong>Now selling for just $2.99 a bottle!</strong></p>
以下は2022年6月2日追記
実際の取り消し線は<del>タグの利用が多い
主要なCMSでの取り消し線は<del>タグになっているようです。
当ブログはムーバブルタイプで構築しているが取り消し線を設定すると<del>タグで設定されます。
またワードプレスで取り消し線を設定すると
ワードプレスだと
の部分は
<del>ワードプレスだと</del>
というタグになっています。
なので、現実的には<del>タグに収束していくのかもしれません。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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