Quirky(クワーキー)はアメリカ発の発明家コミュニティ。2009年に創業したクラウドファンディング。新商品をアイデアを自由に投稿でき、評価が高いと毎週開かれる審査会を通過し、製品化のプロセスにまで進む。市場調査から資金調達、設計、生産、販売までの運営はクワーキーがやってくれるので参加は容易だ。発案者とその協力者には、販売収益の10~30%が還元されるというしくみで、これまでに製品化されたアイデアは300件以上もある。昨年GEとの連携でがぜん注目を集めた。
そして日本版クワーキーといわれるのがWemake(ウイメイク)。アイデアを応募して製品化までのプロセスはほぼクワーキーと同じだが、会員登録が無料なのがいい。
日本版クワーキーといわれるWemake(ウイメイク)の画面
以下はhttps://www.wemake.jp/learnより引用
WEMAKEの3つのステージ
Thinking stage
1アイデアの投稿
ここではユーザーが思い描いていたアイデアや、ふと思いついたアイデアを投稿し、人々からの反応を知ることができます。2アイデアの評価
WEMAKEに投稿されたアイデアは、30日の期間でコミュニティから評価されます。評価基準は「新規性・有用性・実現性」の3点。アイデアスターター以外のユーザーは、自分が共感するプロダクトアイデアに投票して、プロダクト化 を応援できます。一定の投票数が得られたアイデアのみ、次のフェーズに進みます。3製品化の審査
投票期間終了後に人気を集めたアイデアは、プロダクト化に向けてWEMAKEスタッフが慎重に審査をおこないます。審査を通過したアイデアは次のフェーズに進みます。
審査の結果、次のフェーズに進めなかった場合、スタッフによる簡単な評価レポートが送られるので、次回のアイデア投稿に活かしてください。投票以外に、WEMAKEスタッフによってプロダクト化の可能性が高いと判断されたアイデアも次のフェーズに進むことがあります。Making stage
4プロダクトの開発をしよう!
プロダクトの開発フェーズではコミュニティの協力を得ながら、アイデアをプロトタイプにしていきます。開発は「①市場調査」 「②デザイン・設計」「③ブランディング」の順番に行います。 ユーザーは自身の得意な領域で開発に携わることも可能ですし、コメントや投票のような簡単な作業で開発に携わることも可能です。ユーザーに提案してもらったデザイン案やキャッチコピー案はコミュニティ内での投票によって決定します。5試作・量産設計・販路開拓
ここではWEMAKEスタッフが開発の最終段階として、プロダクトの生産、流通、販売に必要な作業をおこないます。このフェーズが終了次第、プロダクトは予約購入ページに掲載されます。Marketing stage
6予約購入をしよう!
予約購入や店舗からの受注を通じて、採算が取れるとWEMAKEが判断した、購入が確定している個数を初期ロットとして生産します。予約購入していた方は、割引やサービスなどの予約特典が受けられます。7製造・梱包・納品
WEMAKEスタッフとパートナーの製造業者の方々でプロダクトを製造し、商品をプロダクトユーザーの手元に届けるための作業を行います。8販売
発送した商品はWEMAKEのショップをはじめ、全国の小売店で販売されます。9収益分配を受け取ろう!
ユーザーはプロジェクト中に「Make! it」して獲得したMake Pointに応じて、収益が分配されます。詳しくは「報酬の仕組み」をご覧ください。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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