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KAIs2月例会はオンライン開催、Sさん自己紹介のあと最新の生成AI事情に関して情報共有しました

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KAIs2月例会はオンライン開催KAIs例会をオンラインで開催しました。今回は最近の定例となっている新入会員の自己紹介とその意見交換で30分、その後のAI関連の話で30分、という時間構成でした。
後半のAI関連の情報交換では、ChatGPTの「o3-mini-high」でアンドロイドアプリを開発したという事例がすごかったです。AIパワーを使えばエンジニアでなくてもアプリ開発ができる時代になったということですね。

KAIs2月例会

今回はAIでアプリ開発したという衝撃的な内容でした

KAIs2月例会はオンライン開催

AIを活用したAndroidアプリ開発の実践事例!未経験者でもできる効率的な制作手法とは?

近年、AI技術の進化によって、プログラミング未経験者でもアプリ開発ができる時代になりました。今回のKAIsでは、AIツールを使って効率的にAndroidアプリを開発する方法を、実際の事例をもとに分かりやすく解説してくれました。「アプリ開発に興味はあるけど難しそう…」と感じている方にも参考になるでしょう。

開発の背景:こんな課題を「o3-mini-high」で解決!

今回の事例は、KAIsのメンバーのひとりが「業務用の高価なソフトに代わるアプリをAIで作りたい!」と考えたことがきっかけで、その内容を発表してくれました。

開発したのは「バーコード照合アプリ」!

  • スマートフォンでバーコードをスキャン
  • 一致すれば通知音、不一致なら警告音が鳴る
  • 1対Nの同時照合も可能

従来の業務用ソフトと比べてコストを抑えながら、実用的な機能を実装することを目標にしました。なお、利用した生成AIはChatGPTの「o3-mini-high」ということでした。

AIを活用した開発プロセス

① ファイル構成の整理

まず、アプリ開発に必要な**7種類のファイル(プログラム本体・レイアウト・設定ファイルなど)**をAIツールにアップロード。
すると、AIがファイル同士の関係性を自動解析し、全体の構造を整理してくれました。

② 自動コード生成

開発者がゼロからコードを書くのではなく、AIが要件に基づいてコードを自動生成
従来のように手作業でコーディングする必要がなく、開発スピードが大幅アップしました。

③ 効率的なデバッグ

テスト時に発生した「ボタンが反応しない」「データ保存ができない」といった不具合も、AIがたった37秒で原因を特定
結果的に、「マテリアルデザインのテーマ設定」に問題があったことが判明し、設定ファイルの修正だけで簡単に解決しました。

実際にかかった時間とコスト

未経験者でもたったの
🕒 12~15時間(学習時間込み)で開発完了!
📱 **中古スマホ(8,000円)**を購入して実機テスト!

驚くべきことに、わずか2日未満で期待通りの機能を完全実装できたということです。

AIを活用する3つのメリット

✅ コード作成の負担を軽減

AIがコードを自動生成してくれるため、プログラミングの知識が少なくても効率的に開発できます。

✅ 問題解決がスピーディー

エラーの原因をAIが自動解析し、修正方法まで提案してくれるので、デバッグにかかる時間を大幅に短縮できます。

✅ 開発コストを削減

短期間でのプロトタイプ作成が可能なので、開発費用を抑えながら試作ができるのも大きな魅力です。

今後の展望

AIを活用した開発が進むことで、企業は柔軟なシステムカスタマイズを低コストで実現できるようになります。また、プログラミング教育にもAIが導入されることで、誰でも自分のアイデアを形にしやすい時代がやってきています!

まとめ

AIツールを使えば、未経験者でも2日未満でアプリ開発が可能!
自動デバッグ機能が開発スピードを大幅アップ!
中古スマホを使った低コストな検証方法もアリ!

今回の事例からも分かるように、AIを活用すれば、専門知識がなくても実用的なアプリ開発が可能です。
まずは、AIを使って簡単なプロジェクトから挑戦してみるのがおすすめ
AIの力を活用すれば、オリジナルアプリを作ることが可能ということですね。

その他の情報共有

なお、生成AIのリスクについても意見交換がありました。リスク5段階についても意見交換しました。

DeepSeekの利用は危険ですか?生成AIの「リスク」と対策を5段階で検討しましょう
近年、生成AIが急速に発展し、中国発の「DeepSeek-R1」もその高性能かつ低コストAIとして注目されています。しかし、AI利用にあたってはリスクもあるため、どのように向き合うべきかを理解することが大切です。今回はAIについて、「まったく使わない」レベル0から、「最前線で活用する」レベル4までの、全5段階 に分けて解説します。なお、この5段階レベルわけのヒントになったのは、安野貴博さんのXの投...

Googleの画像生成サービスでこんなのが今日から使えます、という案内もありました。

グーグル、画像を組み合わせて画像をつくる「Whisk」
Googleは12日、「Google Labs」で生成AIを活用した画像生成の試験運用機能「Whisk」を発表した。日本を含む100以上の国と地域で順次提供する。

Googleラボからのリンクで使えます。

Whisk - labs.google/fx
画像をプロンプトとして使用してアイデアを視覚化して表現してくれる新しい試験運用版ツールです。

新しい情報が入ってくるのはありがたいです。

KAIs 今後の予定

2025年もKAIsの活動がますます盛り上がりそうです。次回の定例会でお会いしましょう。今後の活動に乞うご期待です。

KAIsの過去の記事はこちらです

KAIs(ケーエーアイズ)
KAIs(ケーエーアイズ)は石川県中小企業診断士会のAI研究会の名称です。AI関連の情報を軸にしていますがAIだけでなくIT活用やDXなどにも幅を広げて情報交換や研究をしています。
■2024年度の例会予定(19~20時)
2024年 8/14, 9/11, 10/9, 11/13, 12/11
2025年 1/8, 2/12, 3/12, 4/9, 5/14, 6/11, 7/9
全て第2水曜日です