IPアドレス

ネームサーバー(NS)変更とは?NTTのメール&ビズからエックスサーバーにサーバー移転するさいの最後の設定を解説します

この記事は約5分で読めます。

ネームサーバーってなんですか?中小企業のホームページ運営においてレンタルサーバーの管理はよくわからないことだらけですね。「ドメイン移管が完了したので、ネームサーバー(NS)を変更してください」と言われたものの、何をどうすればよいのかわからず戸惑うことはよくあります。特に初めての方にとっては、「ネームサーバー(NS)とは何か?」「なぜ変更が必要なのか?」がピンとこないかもしれません。
この記事では、ネームサーバー(NS)変更の意味と、その影響について、わかりやすく解説します。

インターネット上の通信はすべてIPアドレスで行います

インターネットにおける名前解決とDNSとは?

インターネットでは、各ウェブサイトやメールサーバーには「IPアドレス」という番号が割り当てられています。しかし、数字の羅列であるIPアドレスを直接入力してサイトにアクセスするのは不便です。

そこで登場するのが「DNS(Domain Name System)」という仕組みです。DNSは、

を担っています。

この変換作業を「名前解決」と呼び、インターネット上で適切なサーバーにアクセスできるようになっています。

事例:dm2.co.jp の場合

例えば、当社のホームページ「dm2.co.jp」を閲覧する事例で紹介します。

当社のホームページは「https://www.dm2.co.jp/」というURLで、エックスサーバーを使って表示しています。そのエックスサーバーのIPアドレスは「162.43.120.172」です。

つまり
ドメイン名→「dm2.co.jp」
IPアドレス→「162.43.120.172」
という状況です。

dm2.co.jp のIPアドレスを教えてくれるのがNSです

ネームサーバー(NS)の説明

あるユーザーがドメイン dm2.co.jp にアクセスしようとすると、そのIPアドレスを知る必要があります。そこでNS(ネームサーバー)が活躍します。
NSが「dm2.co.jp」→「162.43.120.172」というIPアドレスに変換して、WEBサーバーへ案内してくれます。

だから、ユーザーは「dm2.co.jp」と入力するだけで、スムーズにホームページにアクセスできるのです。

ネームサーバー(NS)とは?

ネームサーバー(NS)は、DNSの一部であり、特定のドメイン名がどのサーバーに紐づいているかを管理する役割を持っています。

例えるなら、

  • ドメイン名 → 会社の「社名」
  • ネームサーバー → 会社の「住所を管理するシステム」

のようなものです。

ネームサーバーが正しく設定されていないと、インターネット上でドメイン名を入力しても、どこにアクセスすればよいのかわからず、ホームページが表示されなくなってしまいます。

なぜNS変更が必要なのか?

今回の事例としては
・NTTのメール&ビズを解約しドメインをエックスサーバーに移管
・エックスサーバーにドメイン移管完了
という状態での解説です。

ドメインの移管が完了している状態では、ドメインの管理自体はエックスサーバー側に移っています。しかし、ネームサーバーの情報内容はまだ「NTTのサーバー」のままです。

ですから、ホームページやメールを正常に機能させるためには、

エックスサーバーのネームサーバーに変更する必要があります。

ネームサーバーを変更することで、ドメインとエックスサーバーのサーバーが正式に紐づき、

  • ホームページが正しく表示される
  • メールが正しく送受信できる

といった状態になります。

もし変更を忘れると、現在のネームサーバーが別のサービス(旧サーバー)を指しているため、

ホームページが表示されない
メールが届かなくなる

という問題が発生する可能性があります。

ネームサーバーを変更する方法

エックスサーバーでは、ネームサーバーを指定する方法と、管理画面で簡単に変更する方法の2つがあります。

1. 簡単な方法(おすすめ)

エックスサーバーの管理画面で、以下のように設定するだけでOKです。

  1. エックスサーバーの管理画面にログイン
  2. 「ドメイン管理」→「ネームサーバー設定」へ進む
  3. 「ドメイン適用先サービス」の選択肢で「エックスサーバー レンタルサーバー」を選ぶ
  4. 「確認画面へ進む」ボタンをクリックして完了!

この方法なら、個別にネームサーバー情報を入力する手間がなく、設定が簡単です。

2. 手動でネームサーバーを設定する方法

  1. エックスサーバーの管理画面にログイン
  2. 「ドメイン管理」→「ネームサーバー設定」へ進む
  3. エックスサーバー指定のネームサーバー情報を入力する
    • ns1.xserver.jp
    • ns2.xserver.jp
    • ns3.xserver.jp
    • ns4.xserver.jp
    • ns5.xserver.jp
  4. 設定を保存して完了!

変更が完了すると、数時間~最大48時間ほどでインターネット上に反映されます。

まとめ

ネームサーバー(NS)は、ドメイン名とサーバーを結びつけるシステム
DNSは、ドメイン名をIPアドレスに変換する仕組みであり、名前解決を担う
ドメイン移管後、正しく機能させるためにはNS変更が必要
設定しないとホームページやメールが使えなくなる恐れがある
エックスサーバーの指定NSに変更する方法は2つあるが、管理画面で「エックスサーバー」を選ぶだけの方法が簡単!

「難しそう…」と感じるかもしれませんが、やることは簡単です。

🔹 エックスサーバーの管理画面で「エックスサーバー レンタルサーバー」を選ぶだけでOK!

変更の期限が迫っている場合は、すぐに設定することをおすすめします。

なお、NSを変更したあとは、WEBサイトもメールアカウントもすべてエックスサーバーだけで管理できるようになります。

エックスサーバーのトップページ↓

レンタルサーバー 高速・高機能・高安定性の【エックスサーバー】
高速かつ高い安定性を誇る高性能レンタルサーバー【エックスサーバー】稼働率99.99%以上の高い安定性で、業界トップクラスの高コストパフォーマンスを誇る高品質レンタルサーバーです。月額990円(税込)から利用可能。まずは無料お試し10日間。

エックスサーバーの申し込みは↓

お申し込みフォーム|エックスサーバー

何か不明点があれば、エックスサーバーのサポートにも相談できますので、安心して進めてください!