「持続化補助金2025年」というChatGPTのGPTs(カスタムGPT)を作成しました。このGPTsでは、持続化補助金の申請相談を中心に、補助金に該当するかどうかや、書類の作成方法など、さまざまな質問に適切に回答してくれるように設定しました。
有料版のChatGPTをご利用の方なら誰でも使えますのでぜひ試してみてください。
「持続化補助金2025年」というChatGPTのGPTs
GPTsを作るために用意するデータ
GPTsでは、専用の知識(追加学習用のデータ)を使うことで回答内容の精度を高めることができます。知識には、テキストファイルだけでなく、PDFも使えます。実際には公的機関の情報はPDFが多いのでPDFを使うのが現実的です。
用意したデータは以下のとおりです。
小規模事業者:持続化補助金(商工会議所地区)
▼ガイドブック
https://s23.jizokukahojokin.info/doc/s23_guidebook_ver13.pdf
▼手引
https://s23.jizokukahojokin.info/doc/s23_js_tebiki16.pdf
▼第16回公募要領https://s23.jizokukahojokin.info/doc/s23_koubo16_13.pdf
▼参考資料
https://s23.jizokukahojokin.info/doc/s23_sanko16.pdf
▼よくある質問と回答
https://s23.jizokukahojokin.info/doc/s23_qa16.pdf
小規模事業者持続化補助金は公募する回ごとに若干仕様が違います。申請する公募番号についてご注意ください。また、商工会議所用と商工会用でも若干書式の違いがあります。ここでは商工会議所用のデータを使いました。
文化庁のホームページ 「公用文作成の考え方」について(建議)
▼実際に利用したPDF:「公用文作成の考え方」について(建議)https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/93651301_01.pdf
▼実際に利用したPDF:分かりあうための言語コミュニケーション
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/kokugo_kadai/iinkai_56/pdf/93822801_06.pdf
文化庁の「公用文作成の考え方」という資料は申請書類などを記述するさいの基本や原則がまとまられています。この内容も知識として利用することで文章の正確さが向上することを狙って入れました。
GPTsの作り方
ChatGPTでGPTsを作る方法について
ChatGPTでGPTs(カスタムGPT)を作成する手順を簡潔に説明します。以下の手順に従えば、ノーコードで自分専用のAIチャットボットを作成できます。
手順
-
ChatGPTにログイン
ChatGPTのウェブサイト(chat.openai.com)にアクセスし、アカウントにログインします。
※GPTsの作成は有料プラン(ChatGPT Plus)が必要です。 -
「My GPTs」セクションを開く
サイドメニューから「Explore GPTs(GPTを探す)」をクリックし、「My GPTs」を選択します。 -
新しいGPTを作成
「Create a GPT(GPTを作成)」をクリックします。 -
カスタマイズ設定を入力
作成画面で以下の情報を入力します:- 名前: GPTの名前を設定します。
- 説明: GPTの目的や機能を簡単に説明します。
- 指示(Instructions): GPTの動作や応答の仕方を具体的に指示します。
-
知識ベースを追加(オプション)
必要に応じて、PDFやドキュメントをアップロードしてGPTに特定の知識を追加します(最大20ファイルまで)。 -
機能を有効化(オプション)
必要に応じて以下の機能を有効化できます:- ウェブ検索
- DALL·Eによる画像生成
- コードインタープリターやデータ分析。
-
プレビューと調整
右側のプレビュー画面でGPTの動作を確認し、必要に応じて設定を調整します。 -
保存と公開
作成が完了したら保存します。公開設定を選択し、他のユーザーと共有するか非公開にするかを決めます。
GPTsを作るポイント
- コーディング不要で簡単に作成可能。
- 作成したGPTは「GPT Store」で公開・共有できます。
- 特定のタスクや目的に特化したGPTを作成することで、業務効率化や学習支援に活用できます。
以上の手順で、自分専用のGPTを簡単に作成できます。
その後も追加や編集が可能です。現状の知識は以下のようになっています。
▼GPTsの知識
実際にできたGPTs
「持続化補助金2025年」という名称にしました。
有料版のChatGPTをご利用の方は上記のURLから、そのまま使えますのでぜひとも試してみてください。
そのうえで修正希望や要望があればおしえてください。できることとできないことがありますが、利用者のニーズがわかると対応しやすいのでおねがいします。
このGPTsを使った事例紹介
美容院を創業するさいの販促で持続化補助金を使いたい
30歳の女性が美容院を独立開業したいという前提でシミュレーションしてみました。
【入力プロンプト】
美容院を新規開業しようと考えていますが、持続化補助金を使えますか?
このような入力から初めて対話形式で事業計画を作成してみました。
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布団屋を息子に事業承継するさいのリフォーム費用で持続化補助金を使いたい
65歳の布団屋店主が32歳の息子に事業承継するさいに持続化補助金を活用して店舗リフォームをするというシミュレーションをしてみました。
【入力プロンプト】
石川県の布団屋です。私(経営者)が65歳になったことで会社員をしている32歳の長男が会社をやめて跡継ぎをすると言ってくれたため事業承継を考えています。この機会に、長男の世代にあわせた若い家族向けの品揃えを強化し、店内もリフォームすることを考えています。そのために持続化補助金の申請を検討していますが初めてなのでよくわかりません。まずは事業計画の概要となるたたき台を作成してください。
予算としては、店頭のリフォーム200万円、ホームページのリニューアル20万円、看板の付替え80万円で合計300万円と考えています。
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このケースでは、できるだけ一発で事業計画書のたたき台が出力できるように、入力内容を工夫してみた例です。
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この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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また、投げ銭システムも用意しましたのでお気持ちがあればクレジット決済などでもお支払いいただけます。
※投げ銭はスクエアの「寄付」というシステムに変更しています(2025年1月6日)
※投げ銭は100円からOKです。シャレですので笑ってください(笑)