台風11号の予想進路が日本直撃ルートになっている。気象庁の台風情報には上陸の可能性を予感させるものの予報円には日本本土が入っていないため危機感が伝わりにくい。気象庁の台風進路予報円は24時間後までだからだ。(5日後までの予報円もあるが数度クリックしなと表示されないのでわかりにくい)
予想円日本本土に直撃する台風進路図を示しているのはアメリカの米軍合同台風警報センター(JTWC)の発表である。誰でもWEBサイト「http://www.usno.navy.mil/JTWC/」を見ることができ「TC Warning Graphic」をクリックすると台風の進路予想を見ることができる。
▼台風11号進路予報(気象庁):8/8の午前11時発表
▼台風11号進路予報 米軍合同台風警報センター(JTWC):8/8の午前11時に確認
気象庁とアメリカの米軍合同台風警報センター(JTWC)の予報はそれぞれ別のアルゴリズムで分析して発表しているはずなので、進路予報も若干違う。その違いを見ることも利用者としては価値がある。
そもそも天気予報や台風の進路予報はビッグデータをもっとも活用している事例である。我々は日常何気なく当たり前のように利用している情報だが、多数の情報を処理した結果として、精度の高い予報をだしていることは驚くべきことである。
今後、ビッグデータの活用形は、分析だけでなく「予報」になっていくはずなのである。天気予報の見せ方はビッグデータ活用の結果としてのプレゼン形式なので、その観点で2つの予報をあわせてもるのもいい。
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