ノートPCでローカルAIを試しています。これまではLMスタジオでDeepSeek R1を使っていました。伝説のSE中島聡さんも「もうDeepSeekは使い物にならない」と指摘しているようで、やはり性能面など課題が多いみたいですね。うぅ…残念(T_T)。
そこで中嶋聡さんオススメの「phi4」と「Gemma3(ジェンマスリー)」を試してみました。いろいろなモデルを試し、回答精度や回答速度を考慮した結果、私のノートPCでは「Gemma 3-12B」 が最適!ということで落ち着きました。
LMスタジオを使ったローカルAI運用
LMスタジオというローカルAIについて
今回のローカルAI環境構築で活躍したのが 「LM Studio」 です。
簡単に言うと、ローカルPCでAIモデルを手軽に動かせるGUIツール で、特に GemmaやLlamaなどのオープンソースモデル を簡単に試せるのがポイントです。
理系でない人でも「LM Studio」 ならノーコードなので使えます。文系やお笑い系の人はぜひ使ってみてください。

私は、このLMスタジオを使いDeepSeekR1(サイバーエージェントが強化学習した日本語バージョン)を試していました。
✅ LM Studioの特徴
🔹 インストールが簡単!
🔹 直感的なGUIでモデル管理がラク
🔹 Gemma、Llama、Mistralなどの多くのAIモデルに対応
🔹 モデルの量子化バージョン(軽量版)も選べる
🔹 オフライン環境でも動作可能!プライバシーも安心
💡 こんな人におすすめ!
✅ コマンド操作に自信がないけどローカルAIを試したい人
✅ PCのスペックに応じたAIモデルを選びたい人
✅ APIを使わずにオフラインでAIを活用したい人
LM Studioを使えば、ワンクリックでAIモデルをダウンロード&起動 できるので、初心者でもローカル環境でAIを試すのにピッタリです。ローカルAIに興味がある人は、ぜひ試してみてください。

中島聡さんのローカルAIについての記事は上記のとおりです。これも参考にしてください。
最初はGemma 3-27Bを試したけど…
まずGoogleの「Gemma 3-27B」 の量子化モデル(Q4_M)を試していました。
「より高性能なモデルを!」と意気込んでいたものの、実際に使ってみると、動作が重い…😓
私が使っているノートPCのスペック(Ryzen7000シリーズで32MBのメモリ)ではギリギリ動くけど、遅くて快適とは言えない状態でした。
軽量モデル「Phi 4-mini」も試してみた!でも…精度が微妙?🤔
ローカルAI環境をいろいろ試す中で、今度はMicrosoftの「Phi 4-mini instruct」 を試してみました。
軽量モデルということで、サクサク動くのを期待しつつ…いざテスト。
「Phi 4-mini instruct」 のスペック
📌 モデル名:Phi 4-mini instruct (Microsoft)
📌 量子化:Q4_K_M
📌 サイズ:2.49GB(超コンパクト!)
📌 ダウンロード元:LM Studio Community
このモデルは、とにかく軽量で回答速度が早い! 2.49GBという小ささなので、低スペックPCでも動かしやすいのがポイントです。回答速度は通常のネットで使っている生成AIとあまり遜色ないくらい早いです。
しかし、回答精度がいまいちでした。モデルがコンパクトだから仕方ないのかもしれませんが、「ワードプレスの問い合わせフォームについて」質問したところ「マイクロソフトWordを使う方法」みたいなトンチンカンな回答しか得られませんでした。現実的には使えないな…という感想です。
軽量モデル「Gemma 3-12B」に変更!
そこで、最終的に選んだのが**「Gemma 3-12B」** のQ4_K_M量子化バージョン(8.15GB)。
27Bに比べて軽量で、サクサク動作! しかも、会話の応答速度も大きく向上しました。💡
📌 Gemma 3-12Bのメリット ✅ 動作が軽快! 低スペックPCでもOK
✅ 8.15GBと省メモリ → VRAM16GB以下の環境でも余裕
✅ 会話性能はそこそこ良好!
「Q4_K_M」量子化は、モデルの精度と軽量化のバランスが取れていて、ローカルAIを実用レベルで動かすにはピッタリでした!
先程のワードプレスの問い合わせフォームに関する質問にもまずまずの回答内容でした。
AIモデル選びのポイント
今回試したAIモデルの中で、ざっくりとした選択基準はこんな感じ👇
モデル | サイズ | 動作の軽さ | 精度 | おすすめ用途 |
---|---|---|---|---|
Phi 4-mini instruct | 2.49GB | ◎(超軽い) | △(微妙) | 軽量PC向け、お試しAI |
Gemma 3-12B | 8.15GB | ○(比較的軽い) | ◎(実用的) | ローカルAIのメイン運用 |
Gemma 3-27B | 16.55GB | △(重い) | ◎(高精度) | 高スペックPC向け |
27Bモデルはパワーがあるものの、ローカル環境では動作が遅いのがネック。
一方、12Bなら比較的軽量で、会話もそこそこまともに成立するので、実用的です。
▼実際にインストールしたAIモデル
最終結論:「Gemma 3-12B」が現状ではベストかな
結局、ローカルAIをサクサク動かしたいなら、Gemma 3-12B(Q4_K_M) がベストチョイスという結論に至りました。LM Studio経由で簡単に導入できるので、ローカル環境でAIを試してみたい方にはおすすめです。
さて、しばらくはこのモデルで運用しつつ、もう少しチューニングしてみようと思います。また進展があれば報告しますね。
補足:Gemma 3-12B(Q4_K_M)による回答例

ワードプレスで問い合わせフォームを設置するための方法をおしえて

WordPress で問い合わせフォームを設置する方法はいくつかあります。主な方法と、それぞれのメリット・デメリットを以下にまとめます。
以下は、Gemma 3-12B(Q4_K_M) が回答した内容です。
WordPress で問い合わせフォームを設置する方法はいくつかあります。主な方法と、それぞれのメリット・デメリットを以下にまとめます。
1. プラグインを利用する (推奨)
- 概要: WordPress のプラグインを利用するのが最も簡単で一般的な方法です。多くのプラグインが無料で利用でき、カスタマイズ性も高いものが多いです。
- 主なプラグイン:
- Contact Form 7: 最も人気のあるプラグインの一つ。シンプルで軽量ですが、ある程度の知識が必要です。
- WPForms: ドラッグ&ドロップで簡単にフォームを作成できる初心者向けのプラグインです。有料版もあります。
- Ninja Forms: 柔軟性が高く、高度な機能も利用できます。無料版と有料版があります。
- Formidable Forms: 複雑なフォームやテーブル形式のフォームを作成するのに適しています。有料版が中心です。
- メリット:
- 専門知識がなくても簡単に設置できる
- 多くのカスタマイズオプションがある
- スパム対策機能が組み込まれていることが多い
- メール通知の設定などが容易
- デメリット:
- プラグインのバージョン管理が必要
- プラグインによっては動作が重くなる可能性がある
2. テーマにフォーム作成機能が含まれている場合
- 概要: 一部のWordPressテーマには、問い合わせフォームを作成・設置する機能が組み込まれています。
- メリット:
- プラグインを別途インストールする必要がない
- テーマとの連携がスムーズ
- デメリット:
- テーマに依存するため、カスタマイズ性が低い場合がある
- テーマによってはフォーム作成機能が限定的
3. コードを直接記述する (上級者向け)
- 概要: HTML, CSS, PHP などのコードを直接記述して問い合わせフォームを作成する方法です。
- メリット:
- 自由度が高い
- 完全にオリジナルのフォームを作成できる
- デメリット:
- 専門知識が必要
- セキュリティ対策やスパム対策などを自分で実装する必要がある
具体的な手順 (プラグインを利用する場合: Contact Form 7 の例)
- プラグインのインストール: WordPress 管理画面から「プラグイン」→「新規追加」で “Contact Form 7” を検索し、インストールして有効化します。
- フォームの作成: 「お問い合わせ」メニューに移動し、「新しいフォームを追加」をクリックします。
- フォームの設定: フォームのタイトルを設定し、メールの受信設定 (宛先メールアドレス、件名など) を行います。
- フォームの編集: フォームに表示する項目 (名前、メールアドレス、メッセージなど) を追加・編集します。
- ショートコードの取得: 作成したフォームのショートコードをコピーします (例:
[contact-form-7 id="123" title="お問い合わせフォーム"]
)。- 設置場所への貼り付け: 投稿や固定ページなどのコンテンツエディタに、コピーしたショートコードを貼り付けます。
補足事項:
- スパム対策: プラグインによっては、reCAPTCHA などのスパム対策機能が利用できます。
- メール通知: フォーム送信時に管理者へメール通知を設定することで、問い合わせ内容を確認できます。
- セキュリティ: お問い合わせフォームは、悪意のあるユーザーからの攻撃を受ける可能性があります。入力データの検証や、ファイルアップロードの制限など、セキュリティ対策をしっかりと行うようにしましょう。
- GDPR (EU一般データ保護規則): 問い合わせフォームで個人情報を収集する場合は、プライバシーポリシーへの同意を得るなどの対応が必要です。
どの方法を選ぶかは、あなたのスキルレベルや必要な機能によって異なります。初心者の方には、プラグインを利用する方法がおすすめです。
もし、具体的なプラグインの使い方が分からない場合や、他の方法について知りたい場合は、お気軽にご質問ください。
それなりの回答精度がそれなりの回答速度で表示されるので、現状ではベストの選択かなと思いました。ローカルAIでここまでできるようになるとは時代の進化は早いものです。

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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