iPhone6が発表された。ほぼ想定内の発表内容だったということでマスコミの評価はそれほど高くないようだ。実際に機能十分なiPhone5sが現行商品として継続あれることもあり、現在利用しているiPhoneで十分という利用者の声も多数聞いている。しかし、これまでのiPhoneとは大きく違う点がある。iPhone6はNFCリーダー機能を搭載したことである。NFCリーダー機能は最新のアンドロイド端末にはほとんど搭載済みでiPhoneだけが非対応という状況だった。世界ではアンドロイドの比率がiPhoneよりも圧倒的に高く、アップルはシェア低下にあえいでいるのが現状だ。この状況を打破するための対策の柱のひとつがNFC搭載ではないだろうか。
iPhone6予約開始は9月12日から。日本では初めてSIMフリー版も発売されるのも興味深い。
iPhone6最大の特徴が新しい支払いのしくみ「Apple Pay」
アップルがiPhoneにNFC搭載をするとしたら単にNFCリーダー機能だけを搭載するだけにとどまらないと思っていた。やはりそうだった。アップルはNFCリーダーを搭載することで新しい決済のしくみである「Apple Pay」を実現した。これまで日本で標準だった電子決済システムはsuicaや楽天エディに代表されるプリペイドカードで、この中身はFeliCaというNFCの一種が使われている。しかしFeliCaは日本標準だが世界では使えない。いわばガラパゴスのしくみなのである。
「Apple Pay」はプリペイドではなくポストペイ。つまり後払いである。遣った分だけ後で引き落とされるのでクレジットカードと同じような手順になる新しいしくみである。これなら支払い時に「残高が足りません」と言われることもない。この「Apple Pay」を使えるNFCリーダーが搭載されたiPhone6ならタッチで後払いということができるわけで、この便利さはじわじわ浸透し、いずれ世界標準になる可能性が感じられる。
しかも、Appleは利用するショップからは手数料をとらないという。また、利用者は指紋認証などとセットで安全性の高い決済が実現できるという安心感が得られる。
その他、iPhone6によるNFC活用についてはおいおい調べていきたい。
▼9/12追記
アップルは9/12にiPhone6のSIMフリー版を発売開始(予約)した。結局、色はゴールド、64GB版を購入した。発送まで3~4週間かかるようだ。
iPhone6はSIMフリーなのでSIMをどこにするか検討
SIMをどこから買うかも検討を始める。音声通話が不要なら格安のプランでよいのでその基準で調べてみる。
今のところ、月額900円のOCN モバイル ONEのナノSIMでいいのかどうかを軸に比較検討していくことにする。このプランだと毎日50MBまでは高速通信ができ、その量を超えると200Kbpsに速度制限される。その日に速度制限を受けても、翌日また高速接続可能なのが良い点である。
http://store.ntt.com/service/ocn_mobile_one/tab1
上記と同様のdocomo回線を利用したSIMで月額600円というコースが@niftyからでていた。このプランだと毎月200MBまでは高速通信ができ、その量を超えると300Kbpsに速度制限される。月に200MBだとすぐに超えてしまいそうだが、速度制限されてもocnの200Kbpsより早い300Kbpsなので、メールのやりとりくらいならこれでもよさそうだ。(現在のWEBサイトにはナノSIMの表示がないので要確認、※iPhone6はナノSIM)
http://setsuzoku.nifty.com/promo/ls/do_lte.htm
日本通信のb-mobile X SIMもほぼ同様のサービス料金体制だ。
「U-mobile データ専用」
http://umobile.jp/service/sim/d/
DTIのSIMは月額500円以下と安いのに多機能だ。通信速度は250Kbpsと低速だが、必要に応じて通信速度を100MB単位250円で買うことができるのものおもしろい。SMSオプションもある。
http://dream.jp/mb/sim/charge.html
なお、これらのプランは同じdocomo回線でカバーエリアは広いが、音声通話はできないしSMSも使えない。そのことを注意しておこう。ただし、SMSに関してはオプションを選択すると月額100円超などのプラスになるがSMSが使えるようになるサービスを提供している会社もあるのでよく注意して選びたい。
音声通話可能なSIM
みおふぉんが安くて早いという評判のようだ。音声通話とSMSが標準でついているのがいい。データ通信だけでなく音声通話も必要だという方にはおすすめだ。月額1600円(税別)から利用できるし、SIMカード3枚発行できるファミリーシェアプランというのも特徴的。
SIMサイズは3種あるので注意
SIMのサイズは現在3種類あり、標準、マイクロ、ナノとなっている。iPhoneは4までがマイクロで、5からナノになっている。iPhone6ではナノSIMである。これまでiPhone5sを使っていた人なら、そのSIMをiPhone6のSIMフリー版に挿して使うことができるようだ。
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遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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