無農薬無肥料で野菜を作っている農家「風来」のビニールハウス2棟がこの12月の大雪で倒壊した。再建に要する費用は120万円だという。この農業者仲間がクラウドファンディングで再建を支援しようという動きになった。中心となって支援活動をしているのは小浦むつみさんだ。全額とはいかないまでも目標30万円でクラウドファンディングのFAAVOでプロジェクトスタートした。支援は誰もでき、最小額は1000円から。支援額に応じて農家のほうからもなんらかのお礼の品(見返り)があるのも今風だ。ささやかだが支援することにした。
支援の方法
FAAVOの「困った時はお互い様!大雪でつぶれた地元農家ビニールハウス再建にご協力を」というプロジェクトのページで、支援する額面を決めてその額面のバナーをクリックする。あとは手続きに従って入力するだけ。クレジットカードが必須だが、クレジットの決済はプロジェクトがゴールしたときだけ。もしプロジェクトが目標金額に達しない時は決済されないしくみになっている。
以下https://faavo.jp/ishikawa/project/430より引用
「日本一小さい農家」西田さんの、雪害で壊れたハウスの復旧費用にご協力をお願いします。
こんにちは。”ピースバンクいしかわ”の小浦です。今から20年ほど前、「地産地消」という言葉が出てきたころ、地元の農家さんとお近づきになり、畑に遊びに行ったりしていました。人の命をつくる食べ物、それを育てる農家さんと仲良くなると、毎日のご飯も俄然おもしろくなります。おいしいものにもいっぱい出会いました。「生きてるな!」と感じる時間も増えました。その楽しさから、今は、小さなオーガニックデリカフェをやっています。
当初からの仲間で、家族ぐるみでお付き合いのあった「日本一小さい農家」西田さんのビニールハウスが、先日の雪で潰れてしまいました。いつも、農と人と地域をつないで幸せを増やそうと頑張ってくれていた西田さんを今こそ応援したいと思い、このプロジェクトを始めました。
困った時はお互いさま!今こそピンチをチャンスに変えよう
西田さんが名乗る「日本一小さい農家」の肩書き。大きな資金がなくても農業が始められて、借金がない(または、少ししかない)からリスクが少ない、そんな農業を目指してのこと。多品種を作ってネットで直接販売する、自分で加工して自分で売り込む、何よりも、農の楽しさを伝えたい!と自分にしか出来ない情報発信をこまめに続けて、たくさんの人の心をつかんできました。
新しく就農したいと思っている人にとって、少しでも農へのハードルが下がるようにと、月に一度、有機農業にチャレンジする農家(とその卵)があつまる勉強会を、13年続けています。命を大事にする仕事場が増えれば、きっとみんなにとって暮らしやすい地域になる、と思ってのことです。私も、小さな事業主がもっと増えることで、地域がぐっと暮らしやすくなると思っています。NPOバンク(一般の市民の方から預かったお金を、石川県の事業に貸し出す)をやっているのもその思いからです。
無肥料栽培に自信が出てきた矢先
ここからは、西田さんからのメッセージです。
風来の源さんこと西田です。この度はこのようなプロジェクトを立ち上げていただき本当にありがたく思います。ハウスがつぶれるのはあっと言う間でした。あらためて自然の脅威が身に染みました。せめてつぶれたのが1棟なら・・、1棟は救えたのではないか、もう少し時期がずれていたら・・とさすがにつぶれた夜は眠れずに振り返ってばかりいましたが、結果は変わりません。
そんな時に沢山の応援の声、そして下敷きになった野菜たちがそれでも精一杯育とうとする姿に勇気をいただきました。この試練を糧にさらに力強い風来になれればと思っています。
2年前にこのFAAVOにて「日本一小さい農家の挑戦」ということで無肥料栽培に必要なハンマーナイフモアという機械を購入するのにお力添えいただきました。無肥料栽培は想像を超えた難しさではありましたが、野菜の生命力、お客様からの喜びの声をいただき本当にやってよかったと思います。
それも支援していただき背中を押していただけたこそ。無肥料栽培にも少しづつ自信が出てきました。その矢先のハウスの倒壊。試練は続きます。でも挑戦はまだまだこれからだと思っています。ご支援いただけると本当に勇気をいただけます。
西田さんのメッセージはここまでです。
予測不能な気候変動の時代。リスクを農家さんだけに負わせない
今回の雪は、大雪にも慣れている北陸の私たち皆にとって驚きの雪でした。みぞれ混じりの初雪が、そのまま積もって、何十センチにもなったことは、私の記憶では過去にないこと。うちの庭の木も、ポッキリと折れていました。もっとすごい雪でも今まで何ともなかったのに・・・これだけ重い雪が前触れなく降るとは。気候変動の時代、大雨で作物が痛んだり、雑草の生え方が変わったり、予測できない、今までに経験のないことがつぎつぎ起きています。これからも増えるでしょう。
このリスクを、食べ物をつくる農家さんだけに負わせていたら、わたしたちの元気の源=おいしい野菜、穀物・・を作ってくれる小さな農家さんがいなくなる。何でもスーパーで買ってくるだけの暮らしもあるけれど・・・西田さんが言う「かかりつけ農家」、食べ物をはさんで喜怒哀楽を少しでも共有できる人間関係が残ったほうが、楽しいと思うから、これから増えるこのリスクを、少しでも減らせたら。そのために今回、資金=志金を集めます。
クラウドファンディングでの資金集めが、いろんな形の助け合いにつながっていってほしい。「なにか大変なことがあっても、広く薄く、皆で助け合っていける!」そんな安心感が少し増えて、新規就農する人のハードルが下がれば、地域の財産になるかな?そんな期待も込めて。
集まった支援の用途とその内訳
■ビニールハウス2棟修繕資材購入費 計120万円の一部
今回はハウスの資材の購入費の一部にあてていただこうと思っています。風来さんの大きさのハウスを1棟建てると約60万円(建築費込み)かかるそうです。一棟あたり建築費込みで60万で資材費40万です。3年前に同じようなサイズのハウスの見積もりをしたところ建築費込みで50万、資材費30万だったので、今回もそのくらいかと思ったのですが、材料費高騰、円安のあおりでそのぐらいになるとのこと・・・。ハウスは2棟ありますので100%達成はもちろんですが、出来るだけ多くの支援を集められればと思っています。
最後に
西田さんだけのことではなく・・・わたしたちを元気にしてくれる食べ物、それに関わる人たちが、「一生懸命やっていたら、困ったときは、みんなで少しずつフォローしてくれる」お互いがそう思える、少し安心度の高い地域づくり、それを目指して。みなさまのサポートをお願いいたします!
▼支援が完了したときの画面
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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