年越しそばを食べる日がやってきた。大晦日である。そもそも大晦日に年越しそばを食べるのはは年越しそばが縁起物だからである。「蕎麦は切れやすいことから一年間の苦労や借金を切り捨てて翌年に持ち越さないように」というのが云われで、江戸商人の思いが詰まったものだ。だから年越しそばは、切れやすい十割蕎麦がいい。
そうはいっても日本人の約6割が大晦日に年越しそばを食べると云われているから、人気の蕎麦屋は大忙しである。大晦日に、そうやすやすと十割蕎麦を食べるというのは難しい。遠田は大晦日の数日前あたりから人気の蕎麦屋を巡り、大晦日は蕎麦屋には行かず自宅で蕎麦を茹ででいただくことにした。写真の蕎麦は自宅で茹でた手打ちそば。福井のカガセイフンの蕎麦粉を使って打ったものだ。ありがたくおいしくいただいた。感謝である。
その字の辛味おろし蕎麦:12月30日
そば処まどかのおろし蕎麦:12月29日
見吉屋のおろし蕎麦:12月29日
この数日で6杯の蕎麦を食べた。寒い日の冷たい越前蕎麦は旨いのである。福井県内の蕎麦屋はこの時期は延長営業をしているところが多い。大晦日の夜も除夜の鐘が鳴る時間まで深夜営業している蕎麦屋もあるようだ。
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