北陸新幹線が日経ヒット商品ランキング(2015年上半期)で1位だった。2014年10月から2015年5月までの期間で、「売上、新規性、影響力」という3つの要素を重視したランキングだそうである。3位のアップルウォッチや2位のコンビニドーナッツを抑えての堂々1位が北陸新幹線とは立派。北陸新幹線は乗車客数の伸びが3倍で推移していることがすごい。実際に地元では「金沢バブル」と呼ばれる現象が起きている。北陸新幹線開業以降は金沢駅を中心に観光客の数が劇的に増加していることを肌で感じる。飲食店などの売上もかなり伸びているようだ。
日経が発表した「2015年ヒット商品ランキング・上半期中間報告」
上記の画像は「http://www.nikkei.com/video/881269393002/」からのキャプチャである。
2015年上半期のヒット商品ランキング
1位 北陸新幹線
2位 コンビニドーナッツ
3位 AppleWatch(アップルウォッチ)
4位 MIRAI(トヨタの燃料電池車)
5位 スーパーフード(ココナッツオイルなど)
6位 明示プロビオヨーグルトPA-3
7位 Robi Jr.(会話する人間型ロボット)
8位 フリクションスタンプ
9位 0.01ミリコンドーム
10位 ディープセラム
北陸新幹線が1位になった理由
さて、なぜ北陸新幹線がヒット商品ランキングの1位になれたのか。結論からいうと、この時期の競合が少なくラッキーだったと言えるだろう。今年の1月から3月くらいまでは、暗いニュースが続き、明るいいいニュースがあまりなかった。マスコミ業界関係者は「決め手のない年」といっている。たまたま北陸新幹線開業の話題が唯一というくらい無難かつ明るいニュースだったため、繰り返し繰り返し首都圏で流されることになった。このことが、「北陸新幹線」を何度も何度も目に耳にすることになり、接触回数が多くなったことから首都圏からの観光先として一気に北陸人気が上昇したという見解もある。
もちろん、関係各位の努力や、金沢や富山が持っている地域資源の魅力があってこその結果であるが、「運がよかった」ということは間違いないだろう。
このヒット商品ランキングを見ると、アップルウォッチが1位になってもいい。アップルウォッチが1位になれなかったのは想定よりも人気が上がらず、影響力がまだまだ限定的だからだろう。コンビニドーナッツもしかり。1年前のコンビニコーヒーだったら間違いなく1位だろう。ライバルの魅力が乏しかったおかげで、北陸新幹線の相対的な魅力が向上したといえる。
北陸新幹線はラッキーなことが続いているのである。
ついてるついてる。
北陸人としては、この運をありがたく感謝しよう。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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