グーグルアナリティクス(Analytics)

リファラースパムが増えている対策としてGoogleAnalyticsの設定を見なおす、ボットのフィルタリングと日本語のフィルターをセットする

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アナリティクスの設定にボット除外があるリファラースパムといわれる海外からの無駄なアクセスがアクセス解析に記録され、正しいアクセス解析ができなくなっているWEBサイトが増えてきた。JIMDOなど海外発CMSを使うとこの傾向が強く、サイトを作成して1ヶ月のアクセス解析を見るとほとんどがリファラースパムだったという例もよく見かけるようになった。リファラースパムは意味のないアクセスなので見てもしかたがない。ちゃんと対策を打っておこう。
アクセス解析で人間以外のアクセスを除外するような設定をしておけばいい。GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)ならリファラースパムやボットおよびスパイダーなどのアクセスをアクセス解析で除外する設定ができる。その方法を紹介しておく。

GoogleAnalyticsで既知のボットやスパイダーからのヒットをすべて除外する

GoogleAnalyticsはフィルタ機能が強化されている。「既知のボットやスパイダーからのヒットをすべて除外する」という設定がワンクリックでできるようになった。この設定ができるようになったのは昨年からで今年になってからほとんどすべてのユーザーでも使えるようになった。簡単なので設定しておくとよい。

アナリティクスの設定画面

設定方法は、アナリティクスの管理画面上部にある「アナリティクス設定」をクリックし、「ビュー設定」をクリックすると設定できる画面になる。ビュー設定の下部のほうに「通貨」や「リンクしたAdWordsアカウント」の設定があるが、その間に「ボットのフィルタリング」という項目がある。「□既知のボットやスパイダーからのヒットを除外する」という欄があるので、その□のチェックを入れればOKである。

既知のボットやスパイダーからのヒットをすべて除外する

設定ができたら最下部にある「保存」を忘れずにクリックすること。これでボットのフィルタリング設定は完了である。

GoogleAnalyticsでリファラースパムを除外する

次にリファラースパムを除外するためのフィルターを設定する。「アナリティクス設定」をクリックすると「フィルタ」を設定する項目が表示される。「フィルタ」をクリックすると「新しいフィルタ」というボタンが表示されるのでクリックすると「ビューにフィルタを追加」という設定画面になる。

アナリティクスのフィルタ設定でリファラースパムを除外する

「ビューにフィルタを追加する」という画面で、リファラースパムを除外するためのフィルタを新規作成する。フィルタの名称は自由なのでここでは「日本語のみ」とした。

設定の手順は以下のとおりである。

フィルタの種類は「カスタム」を選択する
 ↓ 
次のラジオボタンで「除外」が選択されてるが、「除外」ではなく「一致」を選択する
 ↓ 
フィルタフィールドでは「フィールドを選択」というドロップダウンメニューから「言語設定」を選択する
 ↓ 
フィルタパターンで自由記入できるボックスには「ja」と半角英数を記入する
 ↓ 
フィルタの確認で「このフィルタを確認する」をクリックする

フィルタがうまく機能しているかどうかを確認する

ここでフィルタの確認画面を確認し、フィルタがうまく機能しているかどうかをチェックする。直近1週間でフィルタをかける前後で削除される一覧が表示される。ここで不要な外国からのアクセスが表示されればよい。逆に日本語が表示されたら設定が間違っている可能性があるのでもう一度、上記の設定を見直す。

これでよければ「保存」をクリックすればよい。

リファラースパムの除去に関しては、上記の方法以外にも
・言語設定で「not set」を除外する方法
・国別設定で「日本(japan)」のみにする方法
などを試してみた。これらの方法でもそれなりにフィルタできるが、国内ビジネスがメインの場合は「日本語のみ」とするのが一番効率がよいので最近はこの設定にしている。