「503エラー」とは、WEBサーバのエラーステータスコードのひとつで一時的に表示できなくなっている状態のエラーである。このエラー情報がでるということはサーバが落ちたわけではない。503エラーがでる原因は
・瞬間的に多数のアクセスがありサーバが処理不能なった
・サーバがメンテナンス中などで機能していなかった
・サーバ内の最大データ転送量を超過し使えない状態になった
などが考えられる。とくに問題なのは「瞬間的に多数のアクセスがありサーバが処理不能になる503エラー」である。テレビやニュースサイトなどメディアに露出したさいに瞬間的にアクセスが増え殺到すると503エラーでサーバが閲覧不能になってしまうことがある。また、最近では「まとめサイト」や「SNS」での紹介からアクセスが瞬時に急増することもある。
503エラー対策
さくらインターネットの場合はリソースブーストを使う
レンタルサーバのさくらインターネットは今年の4月から一時的な503エラー対策として「リソースブースト」というサービスを無料で提供している。
リソースブーストを使うと、約二日間は急激なアクセス増加があっても503エラーがでにくくなる。処理としては「トラフィックの制限値を一時的に緩和する」ということらしい。さくらインターネットはプランによりデータ転送量の上限が一日単位で決められている。
(以下はhttps://help.sakura.ad.jp/app/answers/detail/a_id/2105より引用)
目安値を大きく上回る、または短時間に転送量が大きく増加した場合、「503 Service Temporarily Unavailable」等のエラーが表示されます。エラーの詳細はこちらをご確認ください。
ライト 40GB/日
スタンダード 80GB/日
プレミアム 120GB/日
ビジネス 160GB/日
ビジネスプロ 200GB/日
ここでは一日単位で表示されているが、実際の運用ルールは一日のデータ転送量を24で割った一時間あたりの転送量を超えた場合に503エラーが表示されるらしい。仮にスタンダードプランなら一日80GBなので、24で割った一時間あたりの転送量は3.33GBとなるので、転送量が3.33GBを超えると一次居的に制限がかかる。おそらくリソースブートを使うとこの一時間あたりの制限が解除されるのではないかと推測できる。
テレビ放映の予定がわかっていたり、大手ニュースサイトなどのリンクからのアクセス増加が予測できたりする場合は、事前にこの「リソースブート」を使うことをおすすめする。リソースブートはスタンダードプラン以上なら無料で使える機能である。
さくらインターネットの管理画面のリソース情報で「503エラー」をチェックすることができる。
上記のグラフを見ると、7月31日に503エラーが多発している。そしてその503エラーを発生させているユーザーは4だった。この場合は原因が特定のユーザーだけに起きている現象なので、別の対策が必要なようだ。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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