なりすましメールによる危険な迷惑メールが増えている。セブン銀行から送られてきたことを装ったこのなりすましメールは送信元が【セブン銀行】 <news@sevenbank.co.jp>となっている。これではなりすましかどうかがわからない。メール内のリンクを見てもhttpsから始まりセブン銀行のドメインが表示されている。ここまでではフィッシングメールかどうか判断できない。
しかし、そのクリックした先のWEBページのアドレスバーを見ると、httpsではなくドメイン名もセブン銀行ではないことがわかる。
httpsになっているかどうかをチェックしよう
セブン銀行のなりすましメールの例
▼セブン銀行のなりすましメール
ちょっと日本語がおかしいので、「あれ」という不信感を抱くが、リンクのURLを見た限りあやしいリンク先かどうかはわからない。おそらく外国からのメールなのだろうが、日本語表現が改善されれば不信感が低下するため、騙される人は増えるだろう。
アドレスバーのURL表示に注目
リンク先のURLを開いてみると、見た目にはセブン銀行そっくりである。注目したいのはアドレスバーのURL表示である。
リンク先を開いたページはSSLではない。また、ドメイン名がセブン銀行ではなく別のドメインになっている。上記の場合は「toki.help」というドメイン名である。
ドメイン名の部分は「ib.sevenbank.co.jp.toki.help」となっているため、セブン銀行のドメインだと勘違いするかもしれないが、「ib.sevenbank.co.jp」の部分はサブドメイン表示の部分なので、このURLのドメインはその後ろに表示されている「toki.help」である。
ドメイン名での判断は専門性も必要だしちょっと見た限りではわかりにくい。やはり注意したいのはSSLであるかどうかである。SSLなら必ず「https」で表示されることに注意したい。
このようなフィッシングサイト(詐欺サイト)はSSLではない。SSLは第三者機関による認証がされないと表示できないので、フィッシングサイトは認証されないためSSL表示はできないはずである。
SSL表示されるURLは「鍵マーク」がつく
SSL表示されるURLは「https」で始まっている。通常は「http」だが「http」の次に「s」がついている。また、鍵マークも表示されるのが一般的である。
▼SSL表示されるURLは「鍵マーク」がつき、「https」で始まっている
上記の画像は当社のメールフォームであるが、アドレスバーには鍵マークがつき、httpsで始まっていることがわかる。
なりすましで被害にあうのは利用者だけでない。なりすましされた企業も信用や信頼に大きなダメージを受けてしまう。その予防対策としても、自社サイトの問い合わせメールフォームなどは独自ドメインのSSLにする必要性が高くなっているといえるだろう。
セブン銀行のWEBサイトに警告
なお、セブン銀行のWEBサイトで、このなりすましメールにだまされないよう警告が表示されていた。
▼以下「http://www.sevenbank.co.jp/t/html/pdf/em.pdf」より引用
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
会社概要およびプロフィールは株式会社ドモドモコーポレーションの会社案内にて紹介していますので興味ある方はご覧ください。
お問い合わせは電話ではなくお問い合わせフォームからメールにておねがいします。新規の電話番号からの電話は受信しないことにしていますのでご了承ください。
【反応していただけると喜びます(笑)】
記事内容が役にたったとか共感したとかで、なにか反応をしたいという場合はTwitterやフェイスブックなどのSNSで反応いただけるとうれしいです。
遠田幹雄が利用しているSNSは以下のとおりです。
facebook https://www.facebook.com/tohdamikio
ツイッター https://twitter.com/tohdamikio
LINE https://lin.ee/igN7saM
チャットワーク https://www.chatwork.com/tohda
また、投げ銭システムも用意しましたのでお気持ちがあればクレジット決済などでもお支払いいただけます。
※投げ銭はデジタルコンテンツ購入という通販のしくみにしました。
※投げ銭は100円からOKです。シャレですので笑ってください(笑)