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ネットショップの商品ページでは「タイトル」「メタディスクリプション」を自動表示にせずに自分できちんと記入したほうがSEO効果が高くなる

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metadescriptionGoogleなどの検索サイトにヒットしやすいページづくりの基本がメタタグといわれる部分である。メタタグとは、ページを生成するhtml文の中にある「タイトルタグ」や「ディスクリプションタグ」のことである。タイトルタグとはそのページのタイトルで表示される部分で、ディスクリプションタグとはそのページの概要説明の部分。いずれも検索結果画面にそのまま使われることが多い。
SEO対策の基礎的なところで、初心者向きといわれたりするが今でも重要性は非常に高い。ネットショップ出店済みのベテランの担当者でも商品ページ個別の設定が不完全な場合が目につく。定期的に見直しをするのもよいことである。

「タイトル」や「メタディスクリプション」が実際にどのような機能を果たしているかは、Googleなどの検索結果画面を見るとよくわかる。以下は「ドモドモストア」という検索をした結果画面である。

▼Googleの検索結果画面の一例
検索結果画面の一例

検索結果画面で表示されている「ドモドモストアBASE店をオープンした、無料で解説できるネット…」というところを見てみよう。①の部分は「タイトル」タグが表示されている。②の部分は「ディスクリプション」タグが表示されている。(ディスクリプションタグは本文からの引用も含んでいる)

このように、検索結果画面は、「タイトル」と「ディスクリプション」とURLの羅列で構成されており、ユーザーはこの一覧から見ようと思ったページをクリックする。

「タイトル」と「ディスクリプション」がいいかげんな書き方だったら検索結果の順位が低下するか、表示されなくなってしまうかもしれない。やはり基本は大事なのである。きちんと「タイトル」と「ディスクリプション」を書いておこう。

ネットショップの商品ページでの「タイトル」と「ディスクリプション」

ネットショップの商品ページでは、意外にもこの重要なタグがなおざりにされていることが多い。それは、「タイトル」「メタディスクリプション」が自動的に生成されるようになっていることにも関係がある。また、どこに書けばいいのかわからないといったネット担当者の声も聞いたことがある。

ここでは具体的に、ショップサーブというネットショップCMSでの事例で「タイトル」「メタディスクリプション」の書き方を紹介する。

まずは、ショップサーブの商品一覧画面で、編集したい商品ページを選択する。

ショップサーブの商品一覧画面

上記の画面は、ショップサーブ管理画面にログインし、上部メニューの「お店運営」から入る。

ショップサーブ管理画面へのログインURL

左メニュー内に「商品管理」という項目があるので、その中の「商品台帳」をクリックする。まずは商品検索画面になるので、既存商品から選択する場合はとにかく検索ボタンを押すと一覧が表示される。

この商品一覧から編集したい商品を選ぶ。

ショップサーブの場合、商品ページのメタタグは下部のほうの「SEO設定」というところにある。

ショップサーブのSEO設定画面

「SEO設定」では、商品ページタイトル、商品ページキーワード、外部用キャッチコピーの3つの欄が用意されている。

htmlソースでは、
「商品ページタイトル」は「タイトル」タグに、
「商品ページキーワード」は「キーワード」タグに、
「外部用キャッチコピー」は「ディスクリプション」タグに、
変換されるようになっている。

「商品ページタイトル」は「タイトル」タグになる

「商品ページタイトル」はhtmlソースの「タイトル」タグとして使われる部分である。ここを省略すると、ショップサーブの機能で自動生成される。自動生成は「商品名」+「ネットショップ名」になっているようである。できれば、自動生成ではなく、商品ごとに最適化された内容に変更してほしいものである。
タイトルとしての最適な文字数は30文字程度ではないかと推測する。Googleの検索結果画面で表示されるタイトルの文字数がほぼ30文字だからである。ただし、ぴったり30文字でなくてもよい。短いよりは長めのタイトルタグのほうが検索エンジン対策として有効なようである。だからタイトルの文字数目安としては30~50文字程度と考えておけばよいだろう。

「商品ページキーワード」は「キーワード」タグになる

「商品ページキーワード」はhtmlソースの「キーワード」タグとして使われる部分である。Google対策として考えるならばここは省略してもかまわない。なぜならGoogleはキーワードタグを解釈しないからである。ヤフージャパンも検索エンジンとしてはGoogleが動いているので、日本ではGoogle対策が種である。となると、キーワード欄は書くだけ時間の無駄なので、その分の時間をディスクリプション作成にあててほしい。
ただし、Google以外の検索エンジンはキーワードの解釈を多少は行なっているようだし、Googleの将来の仕様変更もありうる…と考える方は書けばいいだろう。せいぜい2、3こだろうが。(たくさん書くのは本当におすすめできない、キーワード欄に10コを超えるとスパム判定されるという噂もあるくらい…)

「外部用キャッチコピー」は「ディスクリプション」タグになる

「外部用キャッチコピー」はhtmlソースの「ディスクリプション」タグとして使われる部分である。ここは地味だが非常に重要だ。検索結果に表示された場合、この「ディスクリプション」として書かれた内容が表示されることが多いからである。この説明文のよしあしが検索結果画面でクリックされるかどうかの分かれ道になる。あまりにもクリックされないと検索結果は低下させられるはずなので、検索結果の順位にもおおいに影響する。

上記の画像では

メタディスクリプションといわれる部分がこの部分です。
検索結果画面の説明文として使われる可能性が高いため、
ユーザーにわかりやすいページ概要の説明文にします。

と書かれた場所である。

ディスクリプションタグの最適な文字数は100文字前後といわれている。検索結果にはおよそ3行分が表示され、その文字数合計は80文字程度。なので、少なくとも80文字程度は書いて欲しい。ここで注意すべきなのは、単語羅列でなく文章で説明することとと、他の商品ページと同じ内容をコピペしただけで終わらせないということである。とくに、Googleは重複をきらう傾向が強いので、他のページとまったく同じだとSEO的にはよくない。必ず個別に文章を考えて書いてほしい。

なお、「ディスクリプション」タグのことを「メタディスクリプション」と呼ぶことが多い。表現が混在していることがあるが同じ意味である。