ウインドウズパソコンの画面で、文字が汚れた(霞んだというか、滲んだというか)ように見えることがある。同じ機種のパソコンで同じ設定をしても、画面の文字の汚れがどうにも直らない…。まったく同じ機種のパナソニックのノートパソコンだが、1台だけメイリオフォントの表示が汚れたように見えていてブラウザやメールソフトのフォント設定を変更しても直らないのである。
そんなときはClearTypeの設定を見てみよう。ClearTypeはマイクロソフトが開発したフォントのスムージング技術のひとつで、今はウインドウズで標準となっているフォントの表示方法である。ウインドウズXPから導入された技術で、メイリオフォントが実装されたウインドウズVista以降は「ClearTypeがオン」になっているのが標準である。この調整をすると文字の表示がキレイになることがある。実際、文字表示が汚れて見えたパソコンは「ClearTypeがオフ」になっていたため、オンに切り替え調整したところ文字表示が断然にキレイになった。
ClearType
「ClearType」とはなにか?
▼ウィキペディアの「ClearType」解説
上記の画像はhttps://ja.wikipedia.org/wiki/ClearTypeより引用もの。この画像を使ってちょっと実験したのが次の画像。
ClearTypeはパソコンの1ピクセルが「赤、黄、青」と1/3づつ並んでいることを利用した高詳細表示のための技術。表示されたフォントの拡大画像では左に赤が、右に青が見えているところがある。この部分がギザギザになりそうな曲線や斜めの線の部分を滑らかに表示するために利用されている。仮にこの赤と青の部分をカットして黒の部分だけにしてしまうとどうなるのか?ということで作成した画像である。(1はウィキペディアからの引用で、2は遠田が加工したもの)
1/12に縮小した場合に赤や青の部分は見えないが、1はなめらかに表示されている。2は少しジャミジャミ感が残っている。なるほど、うまいこと考えたものである。
自分のパソコンでClearTypeを設定する方法
ClearTypeの設定方法は簡単である。スタートボタンの次にコントロールパネルを開き、コントロールパネルの検索窓に「ClearType」と打ち込むと表示されるはずである。
クリックすると「ClearTypeテキストチューナー」というのが立ち上がる。まずこの画面で ☑ClearTypeを有効にする になっているかどうかを確認する。ClearTypeの前にあるチェックに✔が入らず□になっているようだと、なにかの拍子にClearTypeがオフになっているということである。今回、複数のパソコンのうち文字が汚れたように見えたのはClearTypeがオフになっていた。
ClearTypeをオンにしたら、あとは指示にしたがっていけばいい。複数の表示例がだされるので、もっとも読みやすいテキストサンプルをクリックで選択していくだけだ。4ページくらいチェックすると終了。その後のテキスト表示がとても美しくなった。
ClearTypeが効かないフォントもある
なお、このClearTypeが効かないフォントもある。
ClearTypeが有効なフォントの代表は「メイリオ」である。ブラウザやメールなどの標準フォントは今やほとんどがメイリオだからだ。
もしも、メイリオ以外のフォントを使っている場合はClearTypeの設定で文字の汚れは修正できないかもしれないので注意が必要である。使用しているフォントがメイリオかどうか、またそうでない場合はClearType対応フォントなのかどうかを確認しておこう。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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