鯖江市は民間でも行政でもICT活用で全国でも屈指といわれている。今年1月に発表になった鯖江図書館のスマホアプリの評判がよいので実際に試してみた。鯖江図書館には図書検索の専用アプリ「さばとマップ」がある。iPhoneでもAndroidでも使える無料アプリである。スマホでこのアプリを使うと、鯖江図書館内にある書籍を検索でき、その書籍が置いてある本棚の前まで案内してくれるのである。図書館内を歩くと、スマホで見える自分の位置も図書館内で移動するので目的の本棚に近づいているのかどうかわかりやすい。図書館の中ではブルートゥースのビーコンを使い位置の特定をしているようで、数十センチ単位くらいでほぼ正確に表示できていた。
鯖江図書館の外観。
「さばとマップ」を説明しているフライヤーはハガキ大のサイズ。
「さばとマップ」の使い方
「さばとマップ」は無料のアプリ。iPhoneなどios製品はアップルのAPPストアから入手できる。
早速、アプリをインストールした。
さばとマップを使おうとすると「位置情報の利用を許可しますか?」というメッセージが表示される。「許可する」にすると、図書館内のどこに自分がいるのかという位置情報が表示される。なので「許可」にする。
試しに「星の王子さま」を検索してみた。なんと41件ヒット。その中で「星の王子さまが教えてくれたこと」という書籍を選択した。
すると、その書籍は「1階 一般文学 950サ」にあることがわかる。上記の画面でわかるように、目的の書籍の場所と自分が現在いる位置が表示されている。歩くと自分の位置表示が変わるので、目的地に近づいていることがわかる。
目的地の棚の前に到着した。探すと、その書籍はあった。
たしかにこのアプリは便利。目的の本がどこにあるのかが探しやくすなるのは間違いない。
スマホとブルートゥースのビーコンを使った位置情報サービスがこれから増えていく
この「さばとマップ」のようなスマホ活用は、ブルートゥースのビーコンを使った位置情報サービスの技術が容易に使えるようになったことを表している。iPhoneのios7以降ビーコンが使えるようになったことが大きい。
ビーコン(Beacon)とは、本来は灯台やのろしという意味。あるエリア内で灯台のようなポイントから常時定期的な信号を発信し続けることにより、その信号の変化を感知することでエリア内の位置情報を特定するしくみである。ビーコンは主要道路などですでに活用されており、ナビでその情報を使って渋滞情報などとして利用されている。
画像出典http://www.vics.or.jp/know/structure/beacon.htmlより
今後は、スマホを使った商業利用が進むだろう。いわゆるO2Oやオムニチャネル対応だ。大型のSC(ショッピングセンター)、ホームセンター、スーパーマーケットなどで店舗内の位置情報やクーポン情報を発信することができる。これから注目のICTサービスである。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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