「堅牢優美」が輪島塗の代名詞にもなっているくらい輪島塗の器は堅牢である。その堅牢さは江戸時代の輪島塗の器が今でも使われるほどの状態で残っていることからもわかる。まさに100年以上使える強度を持っている証明だろう。また、輪島塗は少しくらい傷がついても修復できるので長く使うのなら輪島塗は最適だろう。
しかし、その堅牢な輪島塗の器にも弱点がある。電子レンジや食洗機には弱い。とくに電子レンジは大敵で、輪島塗のお椀を電子レンジにかけてしまうと見るも無残に壊れてしまうようだ。
写真のお椀は電子レンジにかけてしまって漆がはがれてしまった状態のものだ。内部から漆が崩壊しているので修復もできないという。
輪島塗に電子レンジは不可
電子レンジで輪島塗の器は崩壊する
一見するとなんでもなさそうだが、底の部分が大問題。
輪島塗のお椀の底の部分の漆がはがれているのである。
内部崩壊すると修復不可
このように内部から崩壊してしまうともう修復は困難だということだ。なぜこうなってしまうかというと、元々の輪島塗自体が自然のものでできているということがそもそもの原因である。
輪島塗の筐体は木材だし、補強に使っている地の粉は珪藻土、布着せしている部分には布が使われており、そして肝心の漆も自然素材である。これら自然素材には少なからず水分が含まれている。この水分が電子レンジにより瞬時に蒸発してしまうことでめくれてしまうのだろう。
電子レンジが過熱するしくみ
電子レンジの加熱方法は他の調理器具とはまったく違う。電子レンジは、外部からの熱によって加熱するのではなく、マイクロ波によって直接食品内部の水分子を振動させ加熱する。そのため水分がまったく含まれていないと過熱できない。また、マイクロ波を使うことで、電流が流れる金属部分があるものは危険である。
以下の器は電子レンジで使うと危険
国民生活センターによると、以下の器は電子レンジで使うと危険だという
・金属装飾がある器
・プラスティック性の器
・木製の器
・アルミホイルをかけてあるもの
輪島塗の器は「木製の器」に該当するので使ってはいけない。
電子レンジは輪島塗の器を見るも無残にぶち壊してしまうということを覚えておこう。
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