SWOT分析は企業戦略立案のためには避けて通れないくらい重要な現状分析ツールである。SWOT分析とは経営戦略立案の現状分析フェーズで使われる分析ツール。企業の全体的な評価を強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)と いう4つの象限に分けて検討すること。SWOTは、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威 (Threat)の頭文字S・W・O・Tをつなげたもの。 自社を取り巻く経営環境を内部要因の強みと弱み、外部環境の機会と脅威にわけて列挙し整理する。
SWOT分析で現状分析しTOWS分析でアクションプラン(対策案)を考える
自社を取り巻く経営環境を内部要因の強みと弱み、外部環境の機会と脅威にわけて列挙し整理する。
SWOT分析の次はTOWS分析。
SWOT分析でしっかりと現状分析を行ったら、次は対策(アクションプラン)を考える。対策はTOWS分析というシートを使うと案を出しやすい。
TOWS分析とはSWOTをひっくりかえしている。SWOT分析が現状把握(事実)なのに対して、TOWS分析は今後(未来)のことを考える創造的な局面 である。
たとえば現状の強みと機会を踏まえて、どんな対策案が考えられるかをたくさん出す。とにかくたくさん出すことが重要である。まずは質より量。たく さん出された案は、その後に似たもの同士をまとめるグルーピングを行う。
そのあと、グルーピングされた固まりに適切なタイトル付けを行う。さらにタイトル 同士の関連性に考慮しながら重要度の順番をつける。こうやって順位付けされた対策案は実行可能性の高い戦略になる。
なお、SWOT分析のSWOTは「スゥォット」と発音するのだが「スワット」と発音する人も多いため「スワット分析」と呼ばれることが多い。またTOWS分析は「トゥーズ分析」と呼ぶ。
BSC(バランス・スコアカード)に関する紹介は
https://dm2.co.jp/work/bsc/
にて。
※すぐに使えるツールもダウンロード可能
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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