グーグルアナリティクス(Analytics)

12月15日ころから検索キーワードがわかりにくくなった、(not provided)を除外した検索エンジンからのアクセスが激減している

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yahoosllkeywordhumei200.jpg12月15日ころからグーグルアナリティクスのデータに異変が起きている。複数のサイトをチェックしているが、ほぼすべてのサイトで12月15日ころから(not provided)が急増している。(not provided)というのは検索エンジンからアクセスで、キーワードが不明というやつだ。実際にアナリティクスでは(not provided)を除外したセグメントを使って、どんなキーワードでアクセスがあったのかを分析していたが、それがほとんどできなくなってしまった。これは、ヤフー・ジャパンのヤフーサーチがhttpsのついたSSL検索に移行したことが原因ではないかと推測できる。

主要検索エンジンは常時SSL検索

Googleは数年前からSSL検索に移行している。ヤフー・ジャパンも今年4月に「1年以内に常時SSLに移行」することを発表していた。

Yahoo! JAPANサービスは常時SSL(AOSSL)に対応します – Yahoo! JAPAN
http://docs.yahoo.co.jp/info/aossl/

どうやらそれが12月に実行されたのだろう。三大検索エンジンは、Google、Yahoo、BING(マイクロソフト)といわれているが、ヤフーのSSL化によりこれら主要な検索エンジン全てがSSL検索になった。

Google
https://www.google.co.jp

ヤフーサーチ
https://search.yahoo.co.jp

BING
https://www.bing.com

集客キーワードがわからない!

sslkeyeordhumei.jpg

上記は、グーグルアナリティクスの画面である。セグメントで(not provided)を除外した検索集客がわかるようにしていた。(not provided)を除外した検索からのアクセスは集客キーワドがわかるので、分析しやすいのだ。

しかし、12月15日ころから(not provided)を除外したアクセスは急減している。直近では、(not provided)を除外したアクセスは全体の1%以下にまで落ち込んでいる。ほとんど検索キーワードがわからないという状況になってしまった。

今後は、アクセス解析のやり方を見直す必要がある。Googleアナリティクスで検索キーワードがわかるのは「広告で集客したキーワード」くらいで、自然検索から集客したキーワードはほとんどが(not provided)になってしまった。

今後、集客キーワードを調べることができるのは、Googleならサーチコンソールが便利である。検索アナリティクスを見ると、Googleの検索結果に表示されたキーワードを見ることができる。

以下は、https://sindan.org/ のサーチコンソール「検索アナリティクス」

画面である。

sobasindan.orgjpganalytics201612.jpg

ここでは、20位までで省略したが、集客キーワードは999位まで表示できる。

サーチコンソールでキーワード分析をする方法については、またあらためて紹介する。