あやしいWEBサイトが増加している。今年に入り、数件の詐欺サイトに関する相談を受けている。いずれも詐欺サイトで購入したユーザーではなく、詐欺サイトに自社商品を勝手に掲載され困っているネットショップ企業からという案件である。最終ユーザーが「商品購入しようとしてお金を振込したのに商品が届かない」というクレームが直接寄せられるため発覚することが多い。直接的な被害にあうのは最終ユーザーであるが、健全なネットショップ運営をしている企業にとっても深刻な問題になっている。
最近の詐欺サイトはよくできており、一見しただけでは騙して金を集めるだけのホームページとはわからないことが多い。まずは、一消費者として、詐欺サイトかどうかを見極める情報リテラシーの向上がますます必要になっていると感じる。その対策のひとつとして、あやしいと思ったホームページのURLだけでそのWEBサイトの健全性を調べるWEBサービスを利用するという方法がある。
そのWEBサイトがあやしいかどうかを調べる方法
scamadviser.comで調査する
上記のサイトでは、URL(ドメイン名)を打ち込み「Check it now」をクリックするだけで、そのWEBサイトの健全性を数値で表示することができる。一般的なホームページやとくに問題がなければ「問題なし」という内容の表示がされるので安心だ。
例えば「tohdamikio.com」をCheck
たとえば、当ブログサイト「tohdamikio.com」をCheckしてみたところ、「High Trust Rating. This Site Looks Safe To use.」という表示がでた。信頼性を表すTrustRatingは100%安全と表示された。
▼安全なサイトの表示例
一方、詐欺サイトとおぼしきサイトを調べてみると、非常にあやしい数値が表示される。
あやしいサイトだと「High Risk Country」と表示
まだ、現存するホームページなのでURLはここでは表示しないが、以下のような表示を見ると、とても健全とは思えない。「High Risk Country」と表示されたうえ、信頼性は74%という表示である。
また、完全な詐欺サイトではもっと激しい警告表示がでて、画面が真っ赤になった。
▼少し信頼性に懸念があるサイトの表示例
この方法だけで判断するのは危険だが、WEBサイトの信頼性を外部評価するひとつとして活用できそうである。
詐欺サイトかどうかの判断はドメイン表示に注意する
なお、簡易的にサイトの信頼性を調べるには、
・SSL表示されている(ブラウザのアドレスバーでわかる)
・ドメイン年齢が古いほどよい(誰でもIPアドレスで調査できる)
・WEBサーバが国内にある(上記と〃)
などの方法がある。
ドメイン年齢の古さを評価する理由は、詐欺サイトほど新しいドメインを使うからである。詐欺サイトは短期的にアクセスを集め、そのドメインが問題になったら捨ててしまい、また新しいドメインを使う。この繰り返しをするところが多いので、ほぼ1年以内の新しいドメインである。またSSL表示をしている詐欺サイトはこれまで見たことがない。
今後、一消費者としても注意していきたいものである。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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