当社の代表ドメインを「dm2.co.jp」に統一した。
これまでは、「domo-domo.com」をPR用、「tohdamikio.com」を当社代表の遠田幹雄ブログ用、などとして複数のドメインを併用していた。発信する情報ごとにドメインを別にしたほうがいいという判断からだ。
しかし、WEBを取り巻く環境変化により「信用性」や「セキュリティ」が強く求められるようになった。公式な企業ドメインである「co.jp」のドメインを常時SSLで運用するほうがよいと考え、ドメイン運用の方法を変更した。
株式会社ドモドモコーポレーションのドメイン運用の今後について
dm2.co.jpをメインのドメインにしました
当社の利用するドメインは「dm2.co.jp」に統一し、基本的にこのドメインにて情報発信をしていくことにする。さらにセキュリティの観点から常時SSL表示とし、ドメイン認証で「https://dm2.co.jp」で運用していく。
※ブラウザ(Google Chrome)では「保護された通信」と表示されるはずである
また、これまでPR用として利用していた「domo-domo.com」は「dm2.co.jp」と同じ内容を表示するための予備のドメインとして運用する。
さらに、遠田幹雄ブログとして運用してきた「tohdamikio.com」は「dm2.co.jp/tohdamikio」と同じ内容を表示するための予備のドメインとして運用する。
※実際にはブログの最新記事一覧の表示フォルダをdm2.co.jp/tohdamikioとした。
「domo-domo.com」「tohdamikio.com」については当面は上記のような運用で今年いっぱい様子をみたうえで2018年以降に運用方法を再検討する。
他に運用している「tohda.jp」「tohda.com」「遠田.jp(日本語ドメイン)」などについては、当社の企業活動と直接関係しないことから、SSLとはせずにしばらくそのまま様子をみることとする。
信頼性の確保について
WEB環境の変化で「なりすまし」や「詐欺サイト」の問題が深刻化している。いまや大企業や金融機関だけの問題ではなく、中小企業でも詐欺サイトに「なりすまし」されたり、悪用されたりする恐れがある。すでに、当社の身の回りのいくつかの企業はなりすまし詐欺サイトの被害にあっている。ユーザーに間違った情報が伝わったり、誤ってなりすまし詐欺サイトに代金を振り込んだユーザーからクレーム電話を受けたりと、被害は広がっている。
利用するユーザー側の情報リテラシーが不足しているという指摘もあるが、だからといって企業側がなんの手も打たないわけにはいかない状況だろう。
企業側の対策としては、
・WEBサイトを常時SSLにする(httpsから始まり通信を保護したサイト運営にする)
・登記簿謄本の提出が必須で企業としての存在を証明できる「co.jp」ドメインを優先利用する
が有効だ。
SEOを捨てる勇気も必要
実際に自社が上記のような決定に至るまでには少し時間が必要だった。というのはSEOの視点で「アクセスが多い既存ドメインを捨ててしまう」に等しいような行為になるかもしれないからである。アクセスが多かったサイトは「.com」ドメインで、そのドメインを使わなくするということだからだ。
これまで「domo-domo.com」は当社創業の2000年から使い続けてきたドメインであり、ドメインエイジ(ドメインの年齢)が古いためSEO的にも価値があり、それなりのアクセスがあった。
また「tohdamikio.com」については、遠田幹雄のブログとして10年以上運用してきたことから、すでに4000件以上の記事があり、検索エンジンから月間5万PV以上のアクセスがあった。
これら2つのドメインは昨年からSSLにして信用性を向上させて運用してきた。しかし、「.com」ドメインは汎用ドメインで誰でもいくつでも取得可能なドメインであることから、信頼性という面では「co.jp」ドメインにかなわない。今後、なりすましサイトや詐欺サイトですらドメイン認証のSSLを使いだすかもしれない。
原則として詐欺サイトはSSLサイトの運営は不可である。しかし、JIMDOは新規取得したドメインがすべて常時SSLでスタートできるようになった。またレンタルサーバ会社のSSL対応促進により新規スタートするドメインでは最初から常時SSL運用というケースも多く見受けられるようになった。これらのことから、不健全なサイトでもSSL運用が一時的に可能になる可能性がでてきている。その場合のドメイン名は汎用ドメインの「.com」などが多く使われるはずである。
今年に入り、いろいろと考えた結果として「目先のSEOより永続的な信頼性確保」という結論に至った。SEOを捨てる勇気が必要だったということである。
もちろん、既存ドメインのSEO効果をできるだけ「co.jp」ドメインに引き継がせるための対策は行なう。それでも今後しばらくはアクセス減少するかもしれない。どの程度のアクセス減少にとどまるかについても検証していきたい。
「co.jp+SSL運用」への変更については、まず当社が身をもって実践していくこととする。
301リダイレクト処理
2月23日にリダイレクト処理を実施した。「tohdamikio.com」および「domo-domo.com」から「dm2.co.jp」にリダイレクト処理をかけた。
tohdamikio.comとdomo-domo.com内のフォルダには「.htaccess」を置き、その内容は以下のようにした。
<Files ~ “^\.ht”>
deny from all
</Files># Redirect
Redirect permanent / https://dm2.co.jp/
これで、tohdamikio.comやdomo-domo.comへのアクセスはすべてdm2.co.jpに階層のままリダイレクトされるはずである。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
会社概要およびプロフィールは株式会社ドモドモコーポレーションの会社案内にて紹介していますので興味ある方はご覧ください。
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