ワードプレス(WordPress)

さくらインターネットでWordPressをSSL化するプラグインが「重大なエラーを引き起こしたため、プラグインを有効化できませんでした。」と表示されるのは、PHPバージョンが適合していないから

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sakurasslpginerrorphp.jpgさくらインターネットではWordPressで常時SSL化するために「SAKURA RS WP SSL」というプラグインを提供している。「SAKURA RS WP SSL」を使えば、WordPressをSSL化するのに数回のクリックで完了するためとても便利で重宝している。これまで何度かこのプラグインのお世話になった。
しかし、「SAKURA RS WP SSL」を有効化しようとしたときに「重大なエラーを引き起こしたため、プラグインを有効化できませんでした。」と表示されて、プラグインが使えないことがある。そのときは、「.htaccess」や「wp-config.php」を手動で書き換えて対応していた。どうやらこのプラグイン不具合の原因は、PHPバージョンが適合していないことだということがわかった。

SSL対応について

「SAKURA RS WP SSL」がエラーで有効化できない

長い間使っているサーバだとPHPバージョンが古いまま(例えばバージョン5.2)だったりすることがある。この「SAKURA RS WP SSL」というプラグインは、PHPバージョンが5.6、7.1でないと動かないようだ。

プラグインの有効化ボタンを押した際に、
「重大なエラーを引き起こしたため、プラグインを有効化できませんでした。
 Fatal error: Arrays are not allowed in class constants in /home/*****/www/*******/wp-content/plugins/sakura-rs-wp-ssl/modules/model/force-ssl.php on line 32」
というエラーが表示される場合は使っているPHPバージョンが古すぎる可能性がある。

sakurasslpginerror.jpg

さくらインターネットのPHPバージョンを確認する

さくらインターネットのサーバコントロールパネルでPHPのバージョンを確認する。現在は「標準のPHP」を選択しているとバージョンが7.1となっているはずだ。しかし、すでにWordPressやXOOPSなどのPHPを使うプログラムがインストール済みの場合、当時のPHPバージョンのまま現在に至っている可能性がある。現在のPHPバージョンを確認し、5.2以下だったらこの「SAKURA RS WP SSL」というプラグインは動かない。今回のエラーはこれに該当した。

PHPのバージョンを変更することは簡単である。上記の画像のように「新しいバージョン」で、標準のPHP[PHP7](推奨)を選択すればよい。環境変化への対応を考慮すると新しいバージョンにしておいたほうがよい。
ただし、インストール済みの過去のWordPressやXOOPSなどが動かなくなってしまう可能性もあるので、十分に注意する必要がある。

簡単SSL対応化プラグインはPHPバージョンに注意

▼有効化できたプラグイン
sakurasslpgin.jpg

PHPバージョンを最新にするとプラグインを有効化できた。あとはプラグインの設定に従いサイトをSSL化するまでには数クリックでOKである。

もし、最新のPHP(現在は7.1)にした場合、以前から使っているシステムがうまく稼働しないことがある。

その場合は、PHP5.6にするとうまく動く場合がある。

ただし、PHP5.6のサポートは2018年末までなので、それまでに最新バージョンのPHPで稼働するような抜本的な対策を打つ必要があるのでご注意を。

なお、このプラグインの使用方法は
https://help.sakura.ad.jp/hc/ja/articles/115000047641–WordPress-常時SSL化プラグインの使い方
にて解説されているので、そちらを参考に。