Googleは12月6日に「医療や健康に関連する検索結果の改善について」という発表をしている。医療・健康に関連する検索のおよそ 60% に影響するというかなりの衝撃的な変化である。医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなるというアルゴリズムを導入したようだ。
その結果として、当社のように医療関係者ではないサイトの検索順位は下落し、薬剤師や医療機関などの医療関係者のサイトの順位は上昇した。
検索順位の変動
「アスタリール」というキーワードの順位変動
▼あるキーワードの検索順位変動の具体例
上記の検索順位変動のグラフは「アスタリール比較」という検索キーワードのもので、左が当サイト、右が知人の薬剤師のサイトである。12月6日の発表日あたりから順位が急変動していることがわかる。
「アスタリール」とは、抗酸化作用があるアスタキサンチンを含む良質なサプリメントである。アスタリールは処方箋がないと買えない医薬品ではなく、ビタミン剤やサプリメントなどの分類である。そのため薬局や薬店で市販されているし、ネット通販もされている。そのため、確かで信頼できる情報が必要である。
なぜGoogleはアルゴリズムを変更したのか
今回のアルゴリズム変更の主要原因は、DeNAが運営していた医療系情報サイトのWELQ(ウェルク)問題だろう。
ウェルクは医療関係のまとめサイトだったが、不正確な記事や著作権無視の転用などコンテンツの質が低いものの、長文構成で検索エンジンに上位表示されるためのSEOテクニックが秀逸だったため上位表示されていた。
「死にたい」というキーワードで上位表示させるようにしてサイトに誘導し広告ビジネスで稼ぐようなビジネスモデルに批判が集まった。大きな社会問題となりウェルクは昨年末休止に追い込まれている。
信頼性の低いサイトを上位表示しないアルゴリズム
このような経緯を経て、Googleは「信頼性の低いサイトを上位表示しない」という方針をより強固に打ち出した。
医療や健康に関連する検索結果の改善について
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/12/for-more-reliable-health-search.html
に表示されている
Google では、医療や健康だけに限らず、今後も継続的に検索の改善に取り組んで行きます。
という一文に、その強い意思が感じられる。
具体的な対策案はどうすればいいか
今後、コンテンツSEOを推進することに関して重要性は変わらないと考える。しかし、「信頼性」や「安全、安心」に関しては、担保する情報が不可欠になっていくだろう。
具体策として、
・該当ページではその件に関して信頼性の高いサイトからの被リンクを獲得する
・説明文の根拠性を高めるために信頼性の高いサイトへリンクを貼る(一部引用する)
は有効だろう。
既存のページに上記のような対策を施すことで、Googleからの評価は上昇する可能性がある。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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