グーグル(Google)

自分のWEBサイトがMFIになっているかどうかはサーチコンソールで調べる、またアクセスログでスマホ用のGooglebotがどれくらい来ているかで確認する

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botpcsmpaccess200.jpgそろそろMFIになったWEBサイトが増えてきた。当社が管理する「domodomo.net」にもサーチコンソールのメッセージにて「MFIになった」という案内がきた。「domo-domo.com」については今年の5月にMFIになったという案内がきている。
しかし、ページ数が多く大規模だったり、スマホ対応が完璧ではなかったりしているWEBサイトは、まだMFIになっていないようである。いずれはすべてのWEBサイトがMFIになるはずだ。しかも、MFIになっているかどうかがわかりにくい。この中途半端な状況ではスマホでのSEO対策も悩ましい。

MFIになっているかどうかはサーチコンソールで確認する

現在、自分の管理しているWEBサイトがMFIになっているかどうかは、サーチコンソールで確認するのがよい。

▼「domodomo.net」がMFIになっていることを示すメッセージの例
mfidomodomonet.jpg

ただし、英文メッセージでの案内なので、誤って削除してしまうかもしれない。メッセージがあればMFIになっていることはわかるが、メッセージが見当たらない場合はMFIになっているのかいないのか不安になる。そのような場合は、サーバのアクセス解析ログを分析してMFIになっているかどうかを調べてみよう。MFIになっていれば、GoogleのクローラーがPC用よりもスマホ用の方が多くなっているはずである。

アクセスログでGoogleBOTを調べる方法

MFIになると、GoogleBOTがPC用よりもスマホ用のほうが多くなるという情報がある。主要なほうが8割で、そうでないほうが2割という比率らしい。なので、アクセスログでどちらが多いかを調べればよい。

さくらインターネットなら、フリーの解析ソフト(Webalizer)が標準でインストールされているのでちょっとひと手間かければ調べることができる。

サーバコントロールパネルから、「アクセスログの設定」→「アクセス解析」をクリックすると、Webalizerが開く。

botpcsmpaccessriyoutoukei.jpg

このままではわからないので月ごとのデータを開く。ここでは2018年7月のデータになる「Jun2018」をクリックして開いてみた。そのままだと7000行以上の長いテキストデータなので、そのデータをエクセルに貼り付けて集計した。

▼エクセルで集計
botpcsmpaccessxls.jpg

エージェント名だけを見てもよくわからない。

Googleのヘルプを見ると、GoogleのクローラーはPC用とスマホ用でエージェント名が違う。
だから、そのエージェント名で調べることにする。

パソコン用のクローラー

Googlebot
Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)
Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html) Safari/537.36

または(まれに使用):
Googlebot/2.1 (+http://www.google.com/bot.html)
Googlebot

スマートフォン用のクローラー

Googlebot
Mozilla/5.0 (Linux; Android 6.0.1; Nexus 5X Build/MMB29P) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/41.0.2272.96 Mobile Safari/537.36 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)

上記はGoogleサーチコンソールのヘルプhttps://support.google.com/webmasters/answer/1061943?hl=jaから引用

適合するエージェントを調べてみた。

botpcsmpaccess.jpg

パソコン用のクローラーは64441で89.6%
スマホ用のクローラーは7473で10.4%

このサーバではパソコン用のクローラーが8割を超えているため、まだMFIにはなっていないということが推定できる。