サーチコンソール(Search Console)の管理画面が刷新された。ビジュアル面では相当大きな変更で、左メニューのボタン配置もかなり違うため、まだ旧バージョンのほうが使いやすい。しかし新バージョンでないとできない機能がかなり増えている。その代表的なものが検索キーワードクエリである。これまでは3ヶ月分のデータしか見ることができなかったが、サーチコンソールの新バージョンでは16ヶ月分まで分析できるようになった。過去3ヶ月分を対前年比較できるのでこれはありがたい。
検索パフォーマンス16ヶ月分のグラフが表示されるようになった。
過去3ヶ月分を前年比較で見ることもできる。
上記のグラフでは、11月ころから対前年で検索パフォーマンスが低下しだしたことがわかる。
これはなかなか便利な機能である。
以下https://support.google.com/webmasters/answer/9073702から引用
このガイドでは、旧バージョンの Search Console をご利用のお客様に向けて、旧バージョンと新バージョンの Search Console の主な違いについてご紹介します。
全般的な変更点
新しい Search Console では、旧バージョンの以下の点が向上されています。
- 16 か月分の検索トラフィック データを使用可能(旧バージョンでは 3 か月分)
- モバイル対応
- 特定のページに関する詳細情報(インデックス カバレッジ、正規 URL、モバイル ユーザビリティなど)
- クロールの問題の影響を受けたページの再クロールを監視、修正、リクエストするためのトラッキング フロー
- 新しいまたは改良されたレポートとツール(以下に説明)
ツールやレポートの比較
多くのレポートとツールの新バージョンが作成され、今後もさらに移行が続く予定です。ここでは、旧バージョンと新バージョンの Search Console のツールとレポートについて比較します。このリストは、新規レポートが今後も追加されるにつれて変更されます。
古い Search Console のレポート | 新しい Search Console のレポート | 比較 |
---|---|---|
– 検索アナリティクス | パフォーマンス | 新しいレポートは 16 か月分のデータを含み、大幅に使いやすくなっています。 |
– リッチカード | 個々の拡張 | 新しいレポートでは、詳細なデバッグ情報と、修正された問題を再クロールするためのワンクリック リクエストを利用できます。 |
– サイトへのリンク – 内部リンク |
リンク | 新しいレポートでは、「サイトへのリンク」と「内部リンク」の両レポートを組み合わせ、より信頼性の高いリンク数が表示されます。 |
– インデックス ステータス | インデックス カバレッジのステータス | 新しいレポートには、旧レポートのすべての情報と、Google インデックスから取得した詳細なクロール ステータス情報が表示されます。 |
– サイトマップ レポート | 新しいサイトマップ | 同様の情報が掲載されますが、レポートのデザインが向上されています。旧レポートでは、サイトマップを送信せずにテストできましたが、新しいレポートでテストするにはサイトマップの送信が必要です。 |
– Accelerated Mobile Pages | AMP ステータス | 新しいレポートでは、報告されるエラータイプが大幅に増え、修正済みページのインデックス再登録をリクエストする修正フローが追加されます。 |
– 手動による対策 | 新しい手動による対策 | 新しいレポートには、レビューのリクエストや結果など、手動による対策の履歴が表示されます。 |
– モバイル ユーザビリティ | モバイル ユーザビリティ | 同様の情報が掲載されますが、より使いやすい形式になっています。また、モバイル ユーザビリティに関する問題が修正されたページのインデックス再登録をリクエストする修正フローも提供します。 |
同等のものはありません | URL 検査 | Google インデックスのページに関する詳細情報を表示します。これには、インデックス内のステータス(存在または不在)、最後にクロールされた時間、正規 URL、noindex や robots.txt によるブロックなどが含まれます。このツールを使用すると、ライブページがクロールによって検出されるかどうかを確認することもできます。 |
一般的なタスクを実行する新しい方法
新バージョンの Search Console では、一般的なタスクの実行ステップがいくつか変更されています。最も一般的なタスクの概要を以下に示します。
- 新しいプロパティを追加する: 新しいプロパティ フローをご覧ください。 すべてのプロパティが、すべてのページのナビゲーション バーでプルダウン リストに表示されるようになりました。プロパティに関する通知の送信を停止するには、リストからプロパティを削除します。
- プロパティを変更する: ドキュメントのナビゲーション セクションにあるプロパティ選択プルダウンを使用します。
- ブロックされたリソース、robots.txt、noindex を確認する: URL 検査ツールを使用して、ページのインデックス登録済みバージョンとライブ バージョン(これらのブロックを含む)を検査します。
- ページで Googlebot の取得をテストする: URL 検査ツールを使用して、ページのライブテストを実行します。
- サイトマップをアップロードする: 新しいサイトマップ レポートを使用して、サイトマップをアップロードします。アップロードされたサイトマップはすぐにテストされます。
- リッチリザルトをデバッグする: ステータス ページに表示される個別の拡張レポートを使用します。
- サイトレベルのインデックス登録エラーを見つける: インデックス カバレッジ レポートを使用して、サイトレベルでのインデックス登録の統計情報を表示します。
- ページレベルのインデックス登録エラーを見つける: 特定のページにおける詳細なクロールの問題を調べるには、新しい URL 検査ツールを使用します。
- ページクロールをリクエストする: 新しい URL 検査ツールを使用して、ライブページを検査し、再クロールをリクエストします。
- ライブページを検査する: 新しい URL 検査ツールを使用します。
- サイトのクリック数、インプレッション数、クリック率を読み取る(検索アナリティクス): 同等のパフォーマンス レポートを使用します。
- ユーザーと権限、確認の詳細には、依然としてナビゲーション パネルの設定アイコン からアクセスできます。
現在サポートされていない機能
新バージョンの Search Console では、まだサポートされていない機能がいくつかあります。現時点では、これらの機能を使用するには旧バージョンの Search Console を使用する必要があります。
- クロール統計データ(1 日あたりのクロールされたページ数、1 日あたりのダウンロード容量(KB)、ページ ダウンロード時間)
- robots.txt テスター
- Google 検索での URL パラメータの管理
- インターナショナル ターゲティング(hreflang タグの管理、または優先的にターゲットとする国の設定)
- データ ハイライター ツール
- HTML の改善
- メッセージの読み取りと管理
- アドレス変更ツール
- 使用するドメインの設定
- Search Console プロパティとアナリティクス プロパティの関連付け
- リンクの否認
- インデックスからの古いコンテンツの削除
- プロパティ セットはまだサポートされていません
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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