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アンドロイドスマホでグーグルマップをナビにするとスピードメーターが表示される

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アクアの走行終了時の表示画像はアクアが走行終了時に表示する数値である。燃費33.1キロ/Lはすごい。走行距離51.1キロ、走行時間1時間4分(64分)という表示もある。
昨日からアンドロイドスマホのGooglePixel3aのSIMをocnモバイルONEにした。一日上限110MB(月間約3GB)まで高速通信できるので日常使いで通信容量オーバーになることはほとんどない。このGooglePixel3aでナビをするとナビ終了時に走行距離や走行時間が表示される。

クルマのスピード表示

クルマのスピード計とスマホのスピード表示はどちらが正しいか

▼GooglePixel3aに表示された走行結果Screenshot_20190709-234814.jpg

自動車(アクア)の走行結果と、スマホ(GooglePixel3aのグーグルマップナビ)の走行結果はほぼ同程度の数字である。

自動車:走行距離51.1キロ、走行時間1時間4分
スマホ:走行距離50キロ、走行時間1…

走行時間は測定開始時刻が同じなのでどちらも同じはず。平均速度が47キロ/hと表示されているのは、走行距離を走行時間で割ったものだから、走行距離さえ同じなら自動車もスマホも同じ数値になるはずである。

気になったのは、走行距離の違いである。自動車の測定が51.1キロで、スマホの測定が50キロなので、1.1キロの誤差がある。率にすると約2%。この誤差は測定方法の違いから起きる。

自動車とスマホ(グーグルマップナビ)の走行距離はどちらが正確か?

自動車の走行距離の計算はタイヤの回転数が元になっている。実際に走った距離でなくタイヤの回転数から一定の数値を掛けることによって計算して表示している。車検に通るための許容誤差は90~106%とかなり広い。

道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第148条(速度計等)

10(V1-6)/11 ≦ V2 ≦ (100/94)V1

V1は、自動車に備える速度計の指示速度(単位 km/h)
V2は、速度計試験機を用いて計測した速度(単位 km/h)

出典:国土交通省 https://www.mlit.go.jp/common/000187518.pdfhttp://スピード違反.jp/gosa/

タイヤの回転数だけで計算しているので、タイヤの直径が変化すると走行距離の計算結果も変わる。たとえばタイヤが3ミリ程度すり減ると走行距離の誤差は0.3%程度大きくなる。走行力と同様にスピードメーター(走行速度)の数値も0.3%程度大きくなる。上記の範囲内に収まっていれば車検は通るが、そもそもかなりの誤差要因を含んでいるということがわかる。

一方、スマホの距離計算は地図情報が元になっている。A地点からB地点までの距離は走行するしないにかかわらずデータとして存在する。この数値はかなり正確なはずである。実際の地図は平面ではなく高低があるので直線距離に比べると長くなる。それでもグーグルマップはその情報も考慮して距離を算出しているらしい。グーグルマップの正式な精度情報は見つけられなかったが、誤差は0.3%程度ではないだろうか。

グーグルマップのヘルプコミュニティ
https://support.google.com/maps/community/

グーグルマップナビの速度表示のほうがスピードメーターより信頼性が高い

上記の理由から、おそらくグーグルマップで表示される距離のほうが、自動車の表示する距離より信頼性が高いはずである。

となると、スピードメーターに表示される速度も同じことがいえるはずである。

先月より、アンドロイドでグーグルマップナビを利用すると走行速度が表示されるようになっている。

▼グーグルマップナビの画面
Screenshot_20190621-124952.jpg

上記の例では時速44キロ/hとなっている。

このとき自動車のスピードメーターはたしか48キロ/hくらいだったと記憶している。だいたい、自動車のスピードのほうが7%程度大きく表示されているようだ。

スピード表示の正確性

そもそも、自動車のスピードメーターの誤差は「少し早めに表示される」ように調整されているようだ。これは制限速度を超えないようにするための配慮もあるだろう。

機械式時計が実際よりも少し早めに進む…というのに似ているかもしれない。