Windows7からWindows10へのアップデートだが、うまくいかない場合はCPUの世代が古い可能性がある。インテルのCPUは世代ごとに管理されており、Windows10を実装可能なCPUは第3世代以降のCPUのみである。また、第3世代以降のCPUのPCだったとしても、仕様の問題だったりスペック不足だったりするとアップデートがうまくできないようである。もしもCPUが第2世代より古ければWindows10にすることはできない。
CPUの世代を調べる方法は、PCの「システム」を開けばCPU名が表示されるのでその中身をよく見てみるとわかる。
インテルCPU世代によるWindows10の対応
インテルのホームページで確認すると、Windows10をサポートしているのはCPUが第3世代以降であることがわかる。
ただし、上記のリンクの内容では「開発コードネーム」による分類になっている。Windows10でシステム画面を見ると「開発コードネーム」は表示されていない。
PCのスタートアイコンから「システム」をクリックすると「デバイスの仕様」が表示され、その中に「プロセッサ」という項目がある。「プロセッサ」とは「CPU」のことである。
▼当初からWindows10だったノートPC(レッツノート)
そこで、開発コードネームがわからなくても世代を調べることにする。それはプロセッサの内容をよく見るとわかる。
上記の場合、プロセッサ名は「i5-8350U」となっている。「i5」の後ろに「-」があり、その後ろにある「8」が世代名を表している。
つまり、「i5-8350U」は「第8世代」ということである。
このように、プロセッサ名をよく見ると世代がわかるということである。
▼参考記事
https://pssection9.com/archives/intel-corei7-corei5-corei3-gen-list-how-to-identify.html
ただし、この調べ方は、インテル社製の「i」シリーズに限っている。インテル社製でも「セレロン」、「Atom」などのシリーズもある。また、AMD社製のCPUを使っている場合もある。
それぞれのPCにあった調べ方をするしかない。
ちなみに、当方が使用しているPCはあと2台ある。1台はインテルのAtom、もう1台はAMDのCPUであるが、2台ともWindows10で動いている。
▼デスクトップPCというWindows10のPC
上記のPCは購入したのが2016年2月なのでもう4年近く使用している。まだまだ現役で使えそうだ。
▼HPのProBook(Windows7から10にアップデートしたもの)
上記のHPのProBookはCPUがAMDで当初のOSはWindows7だった。昨年末にだめもとでWindows10にアップデートしたものである。こちらはさすがに非力なので実用性はほとんどない。もしもの時用のマシンとしてしばらく置いておくこととする。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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