5月4日夜、政府から新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言について新たな情報が発表されました。当初5月6日までの予定で発出された緊急事態宣言でしたが、これを5月末まで延長するということです。
また、ウイルスとは長期的な戦いになることが予想されるために「新しい生活様式」に変わっていく必要があるということの説明もありました。我々は「新たな日常」を身につけていかなければならないようです。
緊急事態宣言は5月末まで延長
「新しい生活様式」は通販、オンライン決済、テレワーク促進など
政府の専門家会議は「新しい生活様式」の実践例をまとめました。
以下はhttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO58779170U0A500C2PE8000/からの引用です。
【一人一人の基本的感染対策】
▽感染防止の3つの基本
(1)身体的距離の確保
(2)マスクの着用
(3)手洗い
・人との間隔は、できるだけ2メートル(最低1メートル)空ける
・遊びに行くなら屋内より屋外を選ぶ
・会話をする際は、可能な限り真正面を避ける
・外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用
・家に帰ったらまず手や顔を洗う。できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる
・手洗いは30秒程度かけて水とせっけんで丁寧に洗う(手指消毒薬の使用も可)
▽移動に関する感染対策
・感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える
・帰省や旅行は控えめに。出張はやむを得ない場合に
・発症したときのため、誰とどこで会ったかをメモにする
・地域の感染状況に注意する
【日常生活を営む上での基本的生活様式】
・まめに手洗い、手指消毒
・せきエチケットの徹底
・こまめに換気
・身体的距離の確保
・「3密」の回避(密集、密接、密閉)
・毎朝体温測定、健康チェック。発熱または風邪の症状がある場合は無理せず自宅で療養
【日常生活の各場面別の生活様式】
▽買い物
・通販も利用
・1人または少人数ですいた時間に
・電子決済の利用
・計画を立てて素早く済ます
・サンプルなど展示品への接触は控えめに
・レジに並ぶときは、前後にスペース
▽公共交通機関の利用
・会話は控えめに
・混んでいる時間帯は避けて
・徒歩や自転車利用も併用する
▽娯楽、スポーツなど
・公園はすいた時間、場所を選ぶ
・筋トレやヨガは自宅で動画を活用
・ジョギングは少人数で
・すれ違うときは距離を取るマナー
・予約制を利用してゆったりと
・狭い部屋での長居は無用
・歌や応援は、十分な距離かオンライン
▽食事
・持ち帰りや出前、デリバリーも
・屋外空間で気持ちよく
・大皿は避けて、料理は個々に
・対面ではなく横並びで座ろう
・料理に集中、おしゃべりは控えめに
・お酌、グラスやおちょこの回し飲みは避けて
▽冠婚葬祭などの親族行事
・多人数での会食は避けて
・発熱や風邪の症状がある場合は参加しない
【働き方の新しいスタイル】
・テレワークやローテーション勤務
・時差通勤でゆったりと
・オフィスは広々と
・会議はオンライン
・名刺交換はオンライン
・対面での打ち合わせは換気とマスク
感染症対策はいつまで続くのか
ホリエモンさんとアメリカの国立衛生研究所の峰宗太郎先生との対談の動画がユーチューブで公開されています。新型コロナウイルス感染症の今後やわれわれの対応についてとても役に立ちそうです。前篇と後編の2つがありますのでここに紹介しておきます。
▼前篇(ホリエモンさんと峰宗太郎先生との対談)
▼後編(ホリエモンさんと峰宗太郎先生との対談)
かなり対策が長引くことが示唆されています。収束までは約2年?
さて、
私たちは通常に戻りません。社会的距離は数週間以上も続くでしょう。それは私たちの生き方を、いくつかの点で永遠に混乱させるでしょう。
…という内容で新型コロナウイルス感染症との付き合い方について説明している英文記事があります。
コロナウイルスが収束するまではワクチンが開発されるまで18ヶ月(1年半)は続くという内容です。
人類は当面「ウィズコロナ」というか、コロナウイルスとうまく付き合っていくしかなさそうです。
以下、英文記事の引用です。
少なくとも18ヶ月かかるワクチン利用開始までの対応
https://www.technologyreview.com/2020/03/17/905264/coronavirus-pandemic-social-distancing-18-months/
より引用(元は英文ですが和訳で引用しています)
インペリアルカレッジロンドンの研究者たちはこれを行う方法を提案しました:集中治療室(ICU)への入院が急増し始めるたびに、より極端な社会的距離測定を課し、入院が落ちるたびに緩和します。これがグラフでどのように見えるかです。
社会的距離の定期的な発作は、パンデミックを抑制し続けます。インペリアルカレッジCovid-19対応チーム。
オレンジ色の線はICUへの入院です。毎週100人などのしきい値を超えるたびに、国はすべての学校とほとんどの大学を閉鎖し、社会的距離を採用しました。彼らが50を下回ると、それらの措置は解除されますが、症状のある人や家族に症状のある人は依然として自宅に閉じ込められます。
「社会的距離」とは何ですか?研究者はそれを「すべての世帯が世帯、学校、または職場外の接触を75%減らす」と定義しています。だからといって、週に4回ではなく、週に1回、友達と外出できるわけではありません。それは、誰もが社会的接触を最小限に抑えるためにできる限りのことをすることを意味し、全体として、接触の数は75%減少します。
このモデルでは、少なくとも18か月かかるワクチンが利用できるようになるまで、社会的距離と学校の閉鎖は3分の2の時間(約2か月はオン、1か月はオフ)を強制する必要があると研究者たちは結論付けています。まったく機能する場合)。彼らは、結果は「米国にとって質的に類似している」と述べています。
アフターコロナとウィズコロナを同時に考えよう
これらの情報を把握したうえで、われわれはどうすべきなのでしょうか?
人類は、もう元には戻れない道に来てしまいました。あらたな道を探るしかありません。これまでのビジネスがまったく通用しなくなるかもしれません。
感染症対策で有効打が見つかるまでに2年程度かかるとしたら、その間に第4次産業革命が訪れるでしょう。AI、ビッグデータ、Iot、ロボット、などが普及するのは2025年ころと言われていす。
むしろ、コロナ禍でグローバル環境が分断されたことにより、製造業の国内回帰が高まるなどの要因で技術革新が促進され、第4次産業革命の到来は一気に早まる可能性が高いです。
第4次産業革命とは、18世紀末以降の水力や蒸気機関による工場の機械化である第1次産業革命、20世紀初頭の分業に基づく電力を用いた大量生産である第2次産業革命、1970年代初頭からの電子工学や情報技術を用いた一層のオートメーション化である第3次産業革命に続く、次のようないくつかのコアとなる技術革新を指す
この図と解説は内閣府の第4次産業革命
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2016/0117nk/n16_2_1.html
からの引用です。
現在は、ウィズコロナとアフターコロナを同時に考えて、対策をしていかないと環境変化への対応が間に合わないような気がしてなりません。
経営者のみなさん、動きましょう。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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