AppleのOSがiOS14になってから、iPhoneの標準ブラウザをSafariではなく自分の好きなものに変更できるようになっています。これまでiPhoneではSafari(サファリ)ではなくChrome(クローム)を使用していましたが、どうしても標準ブラウザのSafariを開いてしまう場面があるので辟易していました。
好きなブラウザを標準設定にできるのは便利ですね。さて、そのiPhone標準ブラウザはChromeからBrave(ブレイブ)に変更しました。Braveを使う直接の理由は、広告表示をブロックしてくれることで表示速度が劇的に早いからです。
Brave(ブレイブ)を推奨する理由
スマホのブラウザ通信量は約4割が広告でした
なんと、スマホ(iPhone)での通信量のうち約4割が広告だという調査結果がでました。これは衝撃的ですね。月々のデータ通信料金のうち約2900円が広告の通信のために払っているという試算もあります。
以下https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007697.000007006.htmlから引用
今回調査した15の主要なコンテンツサイトの多くで、そのデータ転送量の半分以上を広告が占めていました。調査した15サイトの単純平均では、全データ転送量のうち約44%が広告と推計されます。
これらの結果と、データ通信量の単価やWeb、SNS、動画サイト、メールといった項目ごとの利用時間・データ転送量等から類推すると、4人家族全員がスマートフォンを持っている場合、月々のデータ通信料金のうち約2,900円ぶんを広告のデータ転送に費やしていることになります。
通信量の4割が広告をみるために消費しているとしたらばからしいですね。
Braveは広告を表示しないから表示が早い
また、表示速度比較の調査結果もでていました。圧倒的に早いのが「Brave」でした。「Brave」の表示が早い理由は広告をブロックする機能が標準でついているからです。
Safariと比較するとどうかというデータも出ていました。Safariが36分かかって表示しているのに対して、Braveは25分でした。単純比較でBraveはSafariの1.44倍早い、ということですね。
なぜBraveが突出して表示速度が早いかといえば、「広告をブロックしている」からというのが大きな理由です。
実はBraveとChromeはほぼ同じ
これまで、「Brave」を使っていませんでしたが、調べてみると「Brave」は「GoogleChrome」と中身がほぼ同じです。
BraveはChromium(クロミウム)というオープンソースのブラウザのしくみを使っています。基本のソースコードはGoogleChromeと同じなので、わかりやすくいうとBraveの中身はChromeみたいなものです。
Chromium(クロミウム)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Chromium
なので、Braveを使ってみて思うのは「Chromeと同じ」という感覚です。Chromeで使用していた拡張機能もそのまま引き継いで利用できました。
つまり、「Brave」は広告表示をしない「Google Chrome」だと思ってもらえばわかりやすいです。
iPhoneのブラウザをBraveに変更しました
Braveのサイトに「Brave vs Chrome」という記事があります。
https://brave.com/ja/compare/chrome/
Braveってなに?という方はまずこの記事を読んでみましょう。どうやら、早いし安全だということです。
ということで、iPhoneのブラウザをBraveに変更してみました。
ダウンロードURL
https://brave.com/ja/download/
をiPhoneでクリックすると、iOS用のBraveをダウンロードする画面になります。
AppleのAPPストアに移動します。「入手」をタップすればインストールできます。
BraveはGoogleChromeのしくみを使っているので、基本のエンジンはChromeと同じです。なので動作は安定しています。規定の検索エンジンはGoogleを選択しました。
ちょっとヤフーのサイトをみただけですが、14の広告とトラッカーをブロックしていました。表示はサクサクです。
標準のブラウザはこれまでChromeにしていましたが、もうBraveにしてしまいました。
ブラウザアプリが複数あると面倒くさい挙動をすることがあるので、Chromeアプリは削除してしまいました。iPhoneだと、ブラウザ用の標準アプリはサファリなのでサファリは消さずに残してありますが、標準ブラウザはBraveをデフォルトに設定しました。
サクサク動くのですごく快適です。
パソコンでもBrave(ブレイブ)を標準ブラウザにできます
iPhoneでのブラウザ体験が衝撃的だったので、PCで使うブラウザにもBraveを入れてみました。
Braveを使ってみて思うのは「Chromeと同じ」という感覚です。Chromeで使用していた拡張機能もそのまま引き継いで利用できました。
使用してみると早くて快適です。
無駄な広告が表示されないので精神的にもよい(笑)
Googleにログインしておくと、GmailもアナリティクスもGooglePhotoも、これまで使用していたChromeと同じように使えます。
本当に違和感がありません。
Brave(ブレイブ)だとYouTubeを見ても広告が表示されません
そして、Braveで「You Tube」を見ても広告が表示されませんでした。
例えば、これまで、中田敦彦のYou Tube大学を1本見ると、広告が何回も入りました。しかし、BraveでYou Tubeを見ても動画中の広告が差し込まれなくなりました。これは超便利です。
ユーチューバーさんにとっては、広告が表示されないとなると収入が減ってしまうかもしれません。しかし、閲覧する側からすれば見ている動画の途中で広告動画が再生されるほどめんどうなことはありません。
そもそも、You Tubeのプレミアム会員って広告表示を止められるのことがメリットですよね。広告表示をしないためにお金を払うわけです。だから、Googleも広告をださないほうがユーザー体験がよくなることを知っています。
そろそろネットビジネスも広告ビジネスが変わりそうな潮目を感じますね。
というわけで、PCのブラウザもBraveを標準(デフォルト)に格上げしました。
しばらくこれで様子をみようと思います。
【2021年3月20日追記】
PCで使用しているBRAVEですが、節約できたデータ使用量が4.31GBになっていました。約4ヶ月の使用なので、平均的に毎月1GBの節約ですね。
【2022年1月10日追記】
PCで使用しているBRAVEですが、節約できたデータ使用量が16.30GBになっていました。約15ヶ月の使用なので、平均的に毎月1GB超の節約ですね。上記と同じくらいの節約ペースのようです。
この表示を見ると、もうもとには戻れないですね。
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遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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