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損益分岐点分析をすれば、現在の売上がどれくらい減少すれば赤字になるかがわかります

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損益分岐点分析損益分岐点分析という経営分析手法があります。経営財務の分析では伝統的なCVPと呼ばれる手法ですが、シンプルなだけに応用範囲が広いです。
損益分岐点とは、利益が0円(赤字にならないぎりぎり)の売上高のこと。損益分岐点を超えると利益がでるし、下回ると赤字になります。固定費と限界利益率(いわゆる粗利益率)がわかれば容易に損益分岐点売上高を計算できます。損益分岐点がわかると、現在黒字だとしても、売上がどれくらい減少すれば赤字になるかがわかります。その比率を損益分岐点比率といい、業種ごとに数値がわかるので、比較分析することもできます。

損益分岐点についての解説

動画でさくっと見えるようにしました。

解説のスライドは以下の11枚です。

1.CVP分析とは

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2.損益分岐点比率とは

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3.業種ごとの損益分岐点比率の例

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出典はhttps://www.tkc.co.jp/bast/disp_bast.asp?param=site:senkei

業種ごとに限界利益率(いわゆる粗利益率)が大きく違います。一方、損益分岐点比率はどの業種もだいたい90%前後ですね。つまり、現在の売上が1割減少すると赤字になってしまうということです。

コロナ禍で売上減少している業界が多いので、そのような環境下での対策は、損益分岐点売上高を下げることが企業努力の方向になります。

損益分岐点売上高を下げるには、
・限界利益率を上げる
・固定費を削減する
という2つの対策方針しかありません。

損益分岐点売上高=固定費÷粗利益率

で計算できるので数値的にはこうなります。

粗利益率を上げるというのは単純にいうと値上げです。売上が大きく減少している局面ではなかなか打ちづらい対策です。

なので、もうひとつの固定費を削減する、という対策になりがちです。

固定費の代表的なものは人件費なので、人件費削減がコロナ禍での企業の対策になりやすいということです。

以下、順にご覧になっていただくと損益分岐点の理解がしやすいかと思います。

4.売上-費用=利益

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5.売上=費用+利益

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6.損益分岐点分析

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7.売上=費用の線を書く(売上高線)

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8.売上150円で費用100円の点はどこ?

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9.総費用の線がわかれば利益がわかる

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10.損益分岐点はここ!

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11.2つの公式

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粗利益率を求める公式
粗利益÷売上金額

損益分岐点を求める公式
固定費÷粗利益率

この公式さえ覚えておくと応用範囲が広がります。