伝統文化

門松はいつ飾るのがよいか、クリスマスの日にクリスマスツリーを片付けて門松を出すのは日本の風習的にも合致して合理的な判断でした

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門松昨夜がクリスマスイブで今日はクリスマス。明日が土曜日なので、今日で仕事納めという企業もあるようですね。
では、お正月を迎えるイメージが強い門松はいつ飾るのがよいでしょうか?
クリスマスの今日、門松を飾ってあるところを見つけ、「早すぎない?」と思ってしまいました。
しかし、日本の風習を調べてみると門松は12月13日以降なら設置OKのようです。12月13日は「松迎え」といい、正月の準備を始めるのに最適な日といわれており、この日に門松を出すところもあるようです。

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堂々とした門松ですね。これは準備もたいへんだと思います。

しかし、いくら12月13日から門松を出してもいいとなったとしても、クリスマスツリーと門松が一緒に飾られているのはさすがに違和感が強いです。

門松はいつ飾るべきか

クリスマスは12月24日の日没から25日の日没までというのが欧米の風習です。とくにパーティなどのお祝い事はクリスマスイブの12月24日に終え、25日は厳かに過ごすのが一般的でしょう。なので、クリスマスイブの12月24日の夜を過ぎればクリスマスツリーは撤去してもいいと考えられます。

そのタイミング、つまりクリスマスツリーを片付けるとき、同時に門松を出すというのは作業的にも合理性が高いですし、違和感が少なくベストかもしれませんね。

先程も紹介したように、「松迎え」の12月13日以降であれば、日本の風習として門松は出してもいいのです。

だから、12月25日の朝にクリスマスツリーを片付けて、門松を出すという手順はなるほどの納得二重丸ですね。感心しました。

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そもそも門松などの正月飾りの目的は、歳神様をお迎えするためのものです。

だから、門松を飾る期間は12月13日から翌年の1月7日まで、というのがベターなようですね。

ちなみに1月7日までを「松の内」といい、神様がいる期間といわれています。