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メルマガは古くて新しいインターネットコミュニケーションツールですね、CGI型ならACmailerがよさそうです

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acmailer200.jpg「メルマガ」って、ネットを利用しているユーザーのイメージからすると古いかもしれません。いまどきはメッセンジャーアプリかSNSでしょ、という感想を持っている人が多いのではないでしょうか。
ところがどっこい。意外にメルマガって古いけど新しくて便利なコミュニケーションツールだなと思うのです。
企業アカウントからのLINEってうざいからブロックするようになったという話を聞くことが増えてきました。ブロックされていますと、ユーザーと連絡がとれなくなってしまうのが致命的です。
やはりメールアドレス管理が重要です。そもそもSNSやメッセンジャーアプリの登録にメールアドレスが必須ですよね。だから、最終到達手段としては今でもメルマガが最強なのかもしれません。

メルマガ

メルマガのシステムはクラウド型かCGI型かの二択

メルマガを配信するシステムには、メルマガのクラウドサービスを利用するクラウド型か、自社運営サーバにCGIを設置するCGI型の2種類があります。

メルマガを新規で運用しようと企業は、クラウドサービスを選ぶのが一般的でしょう。それほどIT知識がなくても運用できますし、設定も簡単で、管理も比較的安全安心です。

しかし、クラウド利用の場合は、コストがかかることがデメリットですね。
無料利用できるクラウドサービスもありますが、広告つきが条件になるので、企業が出すメルマガとしてはふさわしくありません。同業他社の広告を表示したメルマガなら送らないほうがいいですよね。
(まぐまぐなど無料利用できるメルマガサービスはほぼ広告表示が原則です)

なので、無料でメルマガのシステムを構築しようとするなら、レンタルサーバにCGIを設置するCGI型一択になります。

無料で使えるメルマガCGIならACmailerがよさそうです

いろいろ調べましたが、安定的に使えるメルマガのCGIがずいぶんと減少しています。かつてはたくさんありましたし、シェアウェアという数千円で買い切りのメルマガCGIも多数ありました。遠田は2000年代にメルマガCGIを購入したこともあります。今でもそのCGIは利用可能ですが、あまりに古臭いので利用は停止しています。

現在だと「ACmailer(エーシーメーラー)」がよさそうです。

メール配信CGI acmailer
https://www.acmailer.jp

無料でそこそこの機能が使えます。

さて、運営元が株式会社シーズとなっていますが、ホームページを見ると8月からACメーラーについては事業譲渡をするようです。

以下は
https://www.acmailer.jp/info/de.cgi?id=105
より引用

この度、株式会社シーズ(以下、「当社」)の運営する
メール配信CGI「acmailer」の事業について、
エクストライノベーション株式会社(以下、「エクストライノベーション社」)に
譲渡することとなりましたのでお知らせいたします。

<譲渡に至る経緯>
acmailerは、無料のメール配信CGIとして
20年近くにわたり多くのサイトでご利用いただいておりましたが、
当社は今後クラウドサーバー事業に集中していく方針のため
事業選択の一環として、譲渡に至りました。

譲渡先のエクストライノベーション社は、
長年に渡りメール配信事業や決済事業などを手掛け豊富な実績を有することから
円滑なサービスの移譲が可能と判断しております。

1.新たな運営会社の概要
会社名:エクストライノベーション株式会社(英語表記 Extra Innovation Inc.)
所在地:京都府京都市右京区山ノ内養老町8-9 養老ビル4F
代表取締役 氏名:山木 宗法
設立年月日:平成26年7月8日
事業内容:WEBシステム開発、システム保守・運用、ITコンサルティング、
WEBサービスの提供、オンライン決済システムの提供
ホームページ: https://extrainnovation.co.jp

2.変更日
2021年8月2日(月)

3.サービスのご利用について
現在ご利用中のサービスは、運営会社の変更後も
新たなお手続きの必要なく引き続きご利用いただけます。
また、サービスの名称、ご契約内容、ご利用料金などについても変更はございません。
詳細につきましては、ご契約者様へ順次個別にご案内いたします。

ACmailerを使うなら必ずバージョンアップをしましょう

実は今年の3月にACmailerに深刻な問題が起きていたようです。古いバージョンのままだと脆弱性があり、システムの乗っ取りが起きていたようです。

メルマガシステムを乗っ取られてしまう、犯人は自由にメールを送信することができます。

例えば
・既存の自社顧客リストに不正なメルマガを配信される
・犯人が用意した不特定多数のリストに不正なメルマガを配信される
などです。

実際に、東京オリンピック開会式前後に、このACmailerの古いバージョンを乗っ取って、不正なメールを送信するという事件が頻発したようです。

サイバー警察がチェックしていて、そのようなメルマガを見つけると、発信元を特定して連絡がくるとのこと。そして、メルマガのシステム停止または、レンタルサーバそのものを停止することを要求してくるようです。レンタルサーバを停止してしまうと自社のホームページが表示できなくなるので、ネットビジネスをしている企業からしたら非常に深刻な状況になります。

なので、必ず最新版にアップデートしておきましょう。

以下は
https://www.acmailer.jp/info/de.cgi?id=103
から引用

acmailerおよびacmailer DBの脆弱性につきまして(3)

2021.03.22

acmailerおよびacmailer DB版には、
任意のコマンドを実行されてしまう脆弱性が存在します。

■影響を受けるシステム
acmailer 4.0.3以下
acmailer DB 1.1.5以下

■詳細情報
acmailer, acmailer DBには
第三者から任意のコマンドを実行されてしまう重大な脆弱性が存在します。

■想定される影響
メールリスト、ログインIDパスワード含む設定情報一式の漏洩 等

■対応方法
以下手順にしたがい、最新バージョンへの更新を行っていただけますよう
お願い申し上げます。
これにより、本脆弱性の影響を受けなくなります。

・CGI版(ver. 4.0.4 へのアップデート)
https://www.acmailer.jp/docs/faq/about-acmailer/553.html

・DB版(ver. 1.1.6 へのアップデート)
https://www.acmailer.jp/docs/online-manual/1964.html

acmailer 4.0.4以降
acmailer DB 1.1.6以降
を新規にインストールされる場合は、本脆弱性の影響はございません。

8月2日以降は、エクストライノベーション株式会社が事業主体となるようです。 引き続き、安定的にサービス提供していただきたいものです。